アトリエの紹介

子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その6

5.作品ができると、色使いから
  子どもの心の状態や才能をキャッチ。
  ご家族に子育てのアドバイスをします。

子どもたちの作品の色、形、モチーフ、創作の様子などから、「末永メソッド」オリジナルのカラーカルテを使って、子どもたちの状況をお伝えし、心育てをお手伝いします。

どんな作品から、どんな子どもたちの心の状態や、伸びている能力がわかるのかは、末永蒼生先生の次の2冊の著書にあります。

『答えは子どもの絵の中に』講談社 2000年発行
http://www.heart-color.com/suenaga/suenaga_books.html

『絵が伝える子どもの心とSOS』講談社 2010年2月5日発売
http://www.heart-color.com/archives/2010/02/225.html

また、半年に一度「交流会」を開き、半年間の作品の流れから、子どもたちの成長を、他のお母さまたちとも一緒にシェアします。お互い子育てのあれこれを話したり、仕事のことや自分自身のことを話したり、色彩表現を楽しみミニワークをしたりします。ミニワークは、子どもたちがアトリエで、どんなことを体験しているのかを楽しみながら体感してもらうためのものです。

子どもたちの欲求に応え、必要な力を育み続けるなかで、

自分らしさを確認、実感できるような、

誰にとっても そんな場であるように、

これからも 地道に活動を

続けていきたいと思います。

(終わり)

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子どものアトリエ アートランド5つの特色 その5

4. 絵を描いたり工作をすることには、
  アートセラピーの効果が。
  心を安定させると同時に知的能力がどんどん伸びる!

多くの画家のうち、病気やこころの問題から回復するために、絵を描き始めた画家はけっこういます。ユトリロ、ピカソ、ニキ・ド・サンファル・・・など。

これらの画家から見えることは、絵や創作をすることには、心に溜まっていた、いろんな感情を解放し、自己を解放し、まるごと解放し、出来上がった作品をみることで、再び客観的に自己確認をすることで解放していきます。

すると、パンパンで身動きとれなくなっていたこころに、少し余裕が出てきて、その分、こころが元気になってきます。

こころが、元気になって安定してくると、本来持っていた、その人なりの能力が開花していきます。

子どもたちも同じです。

病気やこころの問題のような重い課題を抱えていなくても、日々の生活の中で、3歳なら3歳なりに、5歳なら5歳なりに、8歳なら8歳なりに、いろいろあります。悩みもあります。大人にはたいしたことじゃなくても、子どもにはとてもストレスに感じることもたくさんあります。
絵や創作をすることで、ワサワサ、イライラ、ツンツン、ガミガミなどが、だんだんおさまってくることは、よくみられます。表現することで、こころのなかにあるネガティブな感情も一緒に流れていき、表現する(心の外に出す)ことで、自己確認をして、さらにこころがスッキリします。

こころがスッキリして、安定してくると、次に「○○もしてみよう!」「○○はどうなっているのかな?」などやる気や好奇心が湧いてきて、知的な欲求が湧き上がってきます。そして、その欲求に従って、楽しんで次なる創作をしながら、知的能力がどんどん伸びていくのです。

(続く)

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子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その4

3.インストラクターは、
  子どもが安心して創作ができるようサポート。

インストラクターは子どもの”助手”です。

アトリエで作るものも、使う画材も、子ども自身が自由に選ぶのなら、インストラクターは何をしているかというと、子どもの助手をしています。

「あ、ちょっと、ここ押さえていてほしいの!」
「○○したいんだけれど、どうしたらいい?」
  『うーん、そうだねぇ・・・(一緒に考えたり、一緒に画材を探したり、アイデアをいくつか提案したり…)』

そして、時には、インストラクター自身が真剣に創作することで、子どもたちの心が落ち着くのか、引き込まれるのか、創作に集中するということもあります。

「あれしちゃ、危ないよ。」
「これしちゃ、ダメだよ。」
「使ったものは、すぐ片付けようね。」
「こうしたほうがいいよ。(やる前から指示する)」
「これは、こうするんだよ。(先導する)」

という言葉は、あまりアトリエではでてきません。

「○○がしてみたい!」
『そうか! 実験、実験、やってみよう!』

となんでも、やりたいことをお試ししてみる。

自分でやってみる。

そういうときって、結果はどうであれ、全部 自分の身になっていくことが、子どもたちの姿をとおしても、実感します。

成功したら、一緒に喜んでうれしくなって、「ボクってすごいな!」「わたしって、やるじゃん」という、満足感を充分味わって、自己肯定感を深めます。

また、失敗してしまったとき、本当に自分で決めて、自分でやってみたことなら、人のセイにしたりしないで、そのことをちゃんと受け止めて、次のことを自分で、あるいは相談しながら、考えていけるんですね。

子どもたちの姿をとおして、気づいたことは、子どもの「育ち」を信頼すること。このことを胸に、その子本人と、周りが危なくないよう、環境を整え、様子をみながら、やりたいことを後押ししていきます。

インストラクターは、そういう、子どもたちの応援団でもあります。

(続く)

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子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その3

2.いろいろな画材がそろっているから、
  好きなものが選べる。

アトリエでは、どの画材を使うかは、子ども自身が決めます。

画材は、常時準備してあるものと、季節のものや、通ってきてくれる子どもたちの成長にあわせて準備するものとあります。

いろいろな画材をそろえておくことで、子どもたちは、そのときの自分の心のケアや伸びようとしている能力に合わせた画材を、選んできます。その的確さは、本当に見事です。

そのためには、まず画材自身を知る必要があります。心惹かれた画材を手にし、先入観なしに、画材と触れていきます。

未知なるモノに、ワクワクしながら、画材と触れ合いますが、大人からみると「画材で遊んでいる」ように見えることでしょう。私は「画材と友だちになる」と表現しています。

無意識の内に、触感や色、形など、さまざまな視点から、自分の感覚とフィットする感じを探しているのでしょうね。

この一見、「無駄」に見えるような行為が、とても大事です。

どの子も同じことをするとき 

   (大人はどんなふうに見守ったらいいの?)

すべての子どもではありませんが、だいたい同じことをお試ししたいと思うものがあります。たとえば、絵の具の色を混ぜる、ラメグリッターを水に溶かす…など。

子どもにとっては、初めての体験で、感動すると「見て見て!」と声をかけてきますが、大人にしてみると、もうすでに遥か昔に体験済みで、共感できるほど新鮮じゃないことが多いですよね。

でも、大人のちょっとした工夫や、視点をちょっと変えるだけで、その新鮮じゃないことを、新鮮に感じられ、子どもと感動を分かち合うことができると思います。

同じことをしているように見えて、ひとりひとり、そして、そのときそのとき、まったく違うことがあるのですね。よーく観察していないとわかりませんが、それを探すのも楽しみの一つです。

また、ある時のことです。「透明プラスチックコップに水を入れ、ラメグリッターを入れる」ということに、はまっている人がいました。必ずアトリエに来るたびに、一度はやらないと気が済まないのです。その日は、「ラメグリッターを入れる」という行為にプラスして、竹串で「水をかき混ぜてみる」という行為が加わりました。

コップの中が、どうなったか、ご想像つくでしょう?!

そうなんです!! 

キラキラが、くるくる回って、とっても きれいだったんですね~

そのときの「ハッ」と感動した、小さな背中。

もちろん「水に入れたラメグリッターをかき混ぜれば、キラキラしてきれい。そしてもっと○○するときれい…」なんて、私は知っています。それに大半の子どもたちが同じことで伝えてきますから、今回が初めてじゃないのです。

だけど、なにが、私にとって、同じことが新鮮に感動できる視点になるか、よくよく私自身を観察してみると、私は、子どもの「センス・オブ・ワンダー」が発揮された様子をみることや、その場に立ち会えることが とても うれしいのですね! なので、その視点でも、様子をみるようにしています。

では、続きです。小さい背中が感動に振るえた後、彼(子ども)が、こちらを振り返りました。私もうれしくなって、ニコニコで見つめると、満足そうな瞳でニコニコを返してくれ、また探求に戻っていきました。

その子どもと私、同じこと(水の中でラメがキラキラした)で、感動していないですね。でも、お互い幸せで、あたたかい気持になりました。

アメリカの心理学者カール・ロジャースの著作※を読んでいたときに「喜んで別の人である他人のために、自分自身のしかたで自分自身の感情を持つというもの」を、所有欲のない感情、それは「(別の人にとって)愛されているという経験」という文章に出会い、こんなふうに、子どもたちを愛することも出来るのだと、感じたことがあります。

こういうことなのかな?と思います。

(続く)

※「ロジャーズのカウンセリング(個人セラピー)の実際」カール・ロジャース著コスモス・ライブラリー P.53

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子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その2

1.いちばん大切なのは、子どもの創造性。

  だから、なにをつくるのも自由。

アトリエでは、つくるものは、子ども自身が決めます。

「○○をつくりたい!」「○○をやりたい!」という、子どもの心の底から、湧きあがってくる気持ちが大事。

すると、その子にとって、今、一番必要なこと、たとえば、心のケア(セルフケア)なのか、能力を伸ばしたいときなのか、など、あれこれ大人が言わなくても、やり始めます。子どもは、今、自分に必要なことを、無意識の内に知っているようです。

そして自然と、やる気、元気がでてきて、自主性、集中力がついてくるようです。

では、大人は、どんなふうに見守ったらいいのか?ということについて。

実際、子どもの”好き”に任せて見ると、大人の目から見て、「とんでもない!」ということを始めたりするものです。

そうすると、「やっぱり」と思って途端に止めたくなるのですが、ちょっと待ってくださいね。本人と周りの人の危険にならないように、環境を整え、やらせてあげることが大事だと思います。

たとえば、テーブルをバンバン棒で叩き始めたとします。お友達も叩きそうな勢いです。それは危険ですので、やめさせます。やめさせられても、「叩きたい」という欲求は残っていますので、これを満たす工夫が、その後必要です。

子どもの年齢に合わせて、風船を紐でぶら下げて叩いてみる(ジャンプしたり、風船の動きがおもしろいです)、段バール箱で太鼓を作って叩いてみる。とんかちと釘で工作してみる。など、いろいろ工夫することができます。

ちょっと想像してみると、”叩く”という行為は、その昔、お米を稲穂から落とすときに叩いたり、木の枝から木の実を落とすときに枝を叩いたりなど、生活の一部で使うことが多く、生きていくために必須な運動でもあり、発達させておきたい運動でもあったのではないかと思います。それが現代社会、あまり必要とされなくても、まだDNAの、プログラムにそれが残っている・・・とも思えてきませんか?

そういう、新たな視点が加わると、困ったように見える行動も意味を帯びてきて、楽しめるようになって来ると思います。私は、活動していて、今すぐにわからなくても、あとであのことは、このためだったんだということが何回かあり、子どものすることには意味がある、と、だんだんと実感してきています。

それから、アトリエでも、床や壁に、汚れてもいいように、ビニールシートを貼ったりして、しっかり養生しています。また、服装も汚れてもいいものを、子どもはもちろんのこと、大人も身につけています。子どもが、喜びを分かち合いたくて、抱きついてきても、しっかり抱きしめ、一緒に喜びたいので

また、他の子の創作の邪魔にならないように、それぞれの場所の確保や提案をしていきます。

(続く)

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子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その1

子どものアトリエ アートランドについて

           特徴的な 5つのこと

子どものアトリエ アートランドのHP(http://www.art-land.jp/)にも掲載されていますが、アートランドには、他にはない「5つの特徴」があります。

1  いちばん大切なのは、子どもの創造性。
  だから、なにをつくるのも自由。

 
2  いろいろな画材がそろっているから、
  好きなものが選べる。

3  インストラクターは、
  子どもが安心して創作ができるようサポート。


4  絵を描いたり工作をすることには、
  アートセラピーの効果が。
  心を安定させると同時に知的能力がどんどん伸びる!

5  作品ができると、色使いから
  子どもの心の状態や才能をキャッチ。
  ご家族に子育てのアドバイスをします。

安全で、安心して 自由に表現できる場があると、子どもたちは、どんどん自分の必要なことを見つけて、やりたいことを見つけて、自分の心のケアや能力を伸ばしていきます。

実際、活動すればするほどに、そのことを実感します。子どもたちがもともと持っている能力のすごさに感動します。

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大海の 一滴

あたたかな 雨の1日。

アトリエの画材を探しに、

本を探しに、

隣町へ。

海外で 活動中の 大事な友へ 手紙を書き、

アトリエの勉強をして、準備をする。

あたたかい日に 仕込んだから

「寒仕込み」とは 言わないのかな…?と思いながら、

今年も お味噌を作った。

まだ 少し やりたことが 残っている…。

淡々と 流れていく 1日。

今日は、このまま

あーだこーだ 考えもせず、

意味づけもせず

ただ 淡々と

丁寧に

1日を 終わりにしよう

と思ったが、

新聞を整理していたら、見つけてしまった!!

「愛はつづく――

 私たちの働きは、

 大海の一滴の水にすぎないかもしれません

 でも、大きな海も、一滴の水なしには

 大海にならないと思うのです

   ――マザー・テレサの言葉より」

アトリエを開設しようと思ったきっかけは、

2001年の同時多発テロの事件。

こんな 破壊的で暴力的な方法でしか、

自分の言いたいことを表現できないのか?

こんなになるまで 憎しみや悲しみや怒りを

世代を越えて、大きくさせてしまったのか?

・・・あまりのショックに

  世界の平和のことを 強く意識してしまった。

認められない ネガティブな感情は暴走する。

もっと 小さいうちに

自分の感情、心を セルフケアできる場があったら…。

世界平和のために、私に出来る 小さなことは何?

ちょうど、その頃

自分の子育てに活かそうと思って

勉強していたのが「色彩心理」です。

それで、アトリエの開設を決意したのでした。

子どもたちの欲求に応え、必要な力を育み続けるなかで、

自分らしさを確認、実感できるような、

誰にとっても そんな場であるように、

これからも 地道に活動を

続けていきたいと思います。 

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アトリエのクラス

アトリエ アルブルは 会員制です。

 

「安全で安心して自由表現・自由創作する場」として アトリエを提供しています。
ご家庭での様子や、アトリエでの様子、また、作品の色、モチーフ、創作の様子などから、カラーカルテを使って、色彩心理という視点から、一緒にお子様の「今」を確認し、こころと能力を大切に育てていくサポートをします。

 

半年に1回 養育者向けに交流会を開いています。半年間のお子様の様子・作品の流れからも、こころと能力の成長を見守っていきます。養育者向けの色彩ミニ・ワークも行っています。実際に色を体験する・体感することで、よりいっそう子どものこころが近く感じられることでしょう。

 

 

◆クラス◆ 詳しい日程は、毎月のお知らせをご覧ください。

キンダークラス(対象:3歳~12歳) 定員@1クラス:4名


キンダーA  第1,3土曜日 (10:30~12:00) 

キンダーB  第1,3土曜日 (14:00~15:30) 

キンダーC  第2,4土曜日 (10:30~12:00)  

キンダーD  第2,4土曜日 (14:00~15:30) 

キンダーE  第2,4金曜日 (14:30~フリータイム制90分)

キンダーF   第1,3金曜日 (14:30~フリータイム制90分)

プチ・クラス(対象:2歳くらい~4歳)定員@1クラス:3名 ※親御さんも一緒に参加
  第2、4金曜日 (10:00~11:00)

ジュニアクラス(対象:小学校高学年~高校生)・大人クラス(かごやか)
  ※相談にて決めています。

◆月1回クラス、月3回クラス、月4回クラスなど、相談により開催いたします。


体験アトリエ(有料)もあります。
 ご希望の方は、2日前までにご予約下さい。

 

  ◆アトリエの場所◆

 

   JR八王子駅北口徒歩4分(八王子市旭町 「キッズスクエア」)     
     

 

料金その他、お気軽にどうぞお問い合わせください。

 

E-Mail:kana-luna-pipi@nifty.com

 

★体験アトリエ
★アートセラピー
★色彩ワークショップ
★個人セッション

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