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自分のやりたいこと、作りたいものをやってみる


自由表現・自由創作の場ーーその様子1

「まずは、自分のやりたこと、作りたいものをやってみよう!」

🎨

アトリエは「自由表現・自由創作の場」です。

作品のテーマや、課題がないので、

その日、自分が何をするか

自分が何を作るか

自分で考えなければなりません。

🎨

やりたいことがある人は、

そういう場は、水を得た魚のように

アトリエに入ってくるなり

生き生きと創作を始めます。

アトリエに何の画材や道具があって、

それをどう組み合わせて、

どう使って

自分のイメージしているものを作っていくか

自分で考え、

トライ アンド エラーを繰り返しながら

自分の作りたいもののイメージに近づけていきます。

既成概念に縛られることなく

画材や道具を使っていきますので、

面白い発想が浮かび、

それを取り入れて

まずは 自分の思うように やってみます。

🎨

ところが、

自分の思いや やりたいことが満たされるばかりではありません。

エラーが続いて、立ち止まっている人がいたら

「何か手伝うことある? 

 助けが必要だったら、

 いつでも言ってね。」と声をかけます。

側から見ると、こうしたら良いのにと思うこともいっぱい。

でも、そこはグッと堪えて、まずはワンクッションおきます。

子どもは自分のことをよくわかっているもので

お手上げ状態の時は 素直に助けを求めてくる人もいます。

そういう時は、本人の話をよく聞いて

やりたいことは何で、何が上手くいかないのかを

一緒に考えます。

そしていくつかの選択肢を提案します。

この時、どれだけ 選択肢を提案できるかが、問われますね。

🎨

さて、提案すると子どもたちは

どれが その時の自分のやりたいこと、自分の実力にあっているのか

子どもたち自身が考えて、自分で選びます。

🎨

一方、アトリエの隅っこの方で 打ちひしがれ

突っ伏している人もいます。

「子どもたちがしていること ひとつひとつに意味がある」と

考えているので

打ちひしがれる体験も大切にします。

なので、しばらく 様子を見ています。

打ちひしがれながら 次の手を一生懸命考えている時もあります。

なかなか 起き上がってこない時は

何か 手伝うことがあるかと 声をかけます。

助けて欲しい時と 欲しくない時もあります。

また、癇癪を起こしたりする時もあります。

モノに当たっている時は、

安全にその感情を吐き出すために

他の画材を提案して 感情を吐き出させたりします。

🎨

そういう子どもたちの気持ちを

言語化しながら 確認します。

「残念だったね」「悔しかったね」「思ったことと違かったんだね」など

気持ちを言語化したり、事実を言語化して

今、起きている状況を 想像しつつ、整理して

さらっと言語化して 伝えます。

🎨

それは、将来大人になった時に

どう自分の気持ちを伝えたら良いのか

その言語を、「今、自分が感じていること」と結び付けて

身につけていくことにもつながります。

また、自分に起きていることを客観視していく力にもなります。

将来生きていくために必要な、

自分とのコミュニケーションや

他者とのコミュニケーションの根っこを育むために

まずは、

アトリエという安心・安全の場で、

自分のやりたいこと、作りたいものをやっています。

🎨

 

 

 

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