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光を見つける目を育てよう

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昨日、久しぶりに、お会いした末永さんから

先月、長崎で開催された末永胤生さんの

没後10年の個展の図録を見せていただきました。

案内のチラシをいただいた時は

ほのかな光の中に白い馬が描かれていて

その馬の描写から

一瞬 東山魁夷の湖のほとりを走る白い馬の絵を思い出しました。

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でも図録を見て、びっくり!

光の中に 光の馬が、

キャンパス上のあちこちに描かれているのです。

光の中に光の馬、と言われると

光の中に 馬が埋もれそうな感じがしますが、

そんなこともなく、どちらも確かな存在がある。

さらに、馬同士は 一見無造作に描かれているようだけれど、

じっと眺めているうちに

それぞれが それぞれのストーリーを語り始め、

それぞれが、また 関わり合って

絵全体が、一つの物語のようになっているように見えます。

たぶん、その時々、観るたびに 

新しいストーリーが浮かぶんだろうなぁと

容易に想像できるような、

なんとも言えない、間合いを持った関係性です。

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日常生活の中では、

「光」は、「あたりが暗くなってきたから、灯す」

というようなイメージが 私の中にあります。

だから、光と闇はセットのように思っている側面もあります。

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一方、昼間に散歩していて

心惹かれる 花や樹木に会う時は、

光の中で 心惹かれる輝きに出会っています。

花や、樹木、そのものが発光している感じ。

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そんなふうに見えるよねと、隣にいた友人に話をしたら、

「お釈迦さまのような感じですかネェ」とおっしゃる。

ああ、後光のようですか…、確かに。

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人生、暗闇の中にいるような大変辛い時に

光を見出すのが なかなか難しいように、

多少の事はあっても 日々過ごせる当たり前の日常の中で

光を見出すのも これまた 難しい事だと思います。

日常にある その光を

末永胤生さんは 至る所に

見えていたんだろうなぁと思います。

そして その感動は

描かずにいられなかったのでしょう。

すごいなぁと思います。

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実は、

そういう すごい人が

アトリエに たくさんいるんですよ。

子どもたちの 光を見る目、

そして 心惹かれる光を表現しようとする力を

絶やさないように、

応援団の養育者の方々とともに

大事に育てていきたいと思います。

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末永胤生さんのサイト

http://suenagataneo.com

 

 

 

 

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