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2020年1月

2020/01/25 キンダークラス ”モノ作り”で育む「集中力」

🎨

「集中力」が育まれている時って

どんな”モノ作り”をしているときでしょうか?

アトリエでの、

二人のお子さんの様子を

まず見てみましょう。

🎨

Img_1181-2

一人目の Fちゃん。

次から次へと 創作の手が止まりません!

先日お出かけの楽しい記憶とともに

そして お母様の助けも借りながら

自分の中にあるイメージを

手を動かして ”モノつくり”する事で

アウトプットしていきます。

もちろん、どうやって作ろうかなと考えながら、

今 持っている 自分のすべての力を出し切りながら

作っていきます。

だから、出来上がると

その喜びは、とても大きいものになります。

その喜びや、出来上がった作品から刺激を受けて

脳にインプットされていきます。

すると、脳は アウトプット(モノ作り)と

インプット(刺激)の繰り返しで、フル回転!

作れば、作るほど、元気になって、パワーアップ!

おうちに帰っても、

創作の手が止まらなかったようです。

🎨

Img_1186

二人目の、Hくん。

さっきまで、

私と一緒におしゃべりしていたのですが、

突然、スッと自分の世界に入り、

頭の中にあるイメージを、

下の絵を参考にしながら

丁寧に 丁寧に 描きこんでいきます。

この静かに 没頭していく意識の向け方が

将来、物事を深く、見ていく力につながっていきます。

表面的に見るだけでなく、

様々な角度から、丁寧に

一つのことを考える訓練が

自然と育まれています。

ものすごく

没頭していますので、

アトリエ終了期間の5分前に声かけしても

聞こえない時があります。

なるべく驚かさないように

静かに声かけをします。

🎨

お気づきの通り、

前述のFちゃんもHくんも

お二人とも、

とても集中力が高い

”モノ作り”をしています!

🎨

もしかしたら 、

Fちゃんの場合は、

作る対象がどんどん変わっていき、

一つの作品を作り続けていなかったので

「集中力がない」と、

みられてしまう事があるかもしれません。

そして途中で、

短時間ですが、

おやつ休憩したりしますので

なおさら、そう思われてしまうことでしょう。

(幼児の場合は、途中でエネルギー補給をする事があります)

🎨

でも、

好奇心や 探究していこうとする意欲は

途切れる事がありません。

たくさんの情報をどんどん吸収していきたい時期は、

こんな”モノ作り”スタイルになる事が多いです。

これは、

情報を取捨選択していく能力や

何を深掘りしていけばいいのか

見極める力などが

育っている最中だからです。

Hくんの場合は、

私と話す中で、

情報の取捨選択を行って

今日、やりたいことが絞られ、

丁寧に丁寧に取り組むことで

深く深く見る力を育むアトリエだったようです。

🎨

このように、

”モノ作り”で

高い集中力を育てる事ができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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交流会(1/24)

🎨

半年に1回、親御さんと交流会を行っています。

目的は、2つで

1. お子さんの6ヶ月間の創作の様子や作品から成長を確認し合うこと

2. ぬり絵を介して親御さんから 様々なお話を伺う

という会です。

🎨

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今日は、親御さんから、特に希望がなかったので

こちらで準備したテーマで

ぬり絵ワークをしていただきました。

私も一緒にぬり絵をします。

(写真は、今日のぬり絵)

テーマは、子どもたちの半年間の成長の様子から

決めていきます。

🎨

今回は、夏休みに お父様とたくさん過ごしたことで

男性性的な見方が、高まった様子が見られたので

「客観視」「俯瞰してみる」というテーマから

「子育てメモリー」というぬり絵を選びました。

🎨

このぬり絵は、

結婚から今に至るまで

いくつか トピックを選んであります。

その時々の出来事や感情に 

とっぷり浸り楽しみながら

色を塗っていきます。

そして

塗り終わったあとに

ぬり絵をシェアしていきます。

🎨

何回か ぬり絵ワークを体験している方で

ご自分で塗られた色を 

どんどん ご自分で読み解いていかれます。

塗っている時は、主観的に塗っていきますが、

色を読み解いていく時は

なるべく客観的になるよう、私もサポートします。

今日は、普段、好んで使う色の、

ご自分だけの意味が分かり、

ご自分とのつながりを

色を通して

再認識する機会にも

なったようです。

🎨

今季の次の交流会は、2月2日(日)10:00-12:00。

お申し込みされた会員の皆様、

アトリエにて 楽しみにお待ちしています。

 

 

 

 

 

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自由表現って、なんだろう? その3 それは、循環するエネルギー

🎨
「自由」であるには、

「安心・安全」であることが前提にある

そして、

「安心・安全」であるかどうかの判断は、

「心地良さ」

🎨

「心地良さ」というのは

人によって いろいろだし、

個人差もあると思います。

私が、「心地良い」と感じるのは、

肯定的関心を持って

見守ってもらえていると感じているか、

あるいは、

自分のエネルギーが十分に滞りなく循環しているか

ということが多いです。

🎨

年齢が、小さいうちは、

文法的に、「否定形」という概念がないようで、

「ダメよ!」と言われれば言われるほど、

「やって良いんだ!」とばかりに

ダメだと言ったことをしますよね 😞

ある程度、分別が効くようになると、

否定的にネガティブな感情を無意識下に持って接すると

子どもたちは、それに反発することにエネルギーを費やしたり、

エネルギーを出せないで、ため込んだりして

病気になることもあります。

「食べる」という行為に当てはめれば、

身体に悪いものを食べるだけ食べて、

排泄しない状態です。

それは、かなり苦しいですよね。

でも、排泄できれば、スッキリします。

病気も治ります。

🎨

それと同じように、

いろんな刺激を受けて感じ、

脳内や体内に取り込んだものを

排泄、つまりアウトプットできている状態を

私は「心地よい」と思います。

さらに、

排泄行為に対してネガティブな刷り込みがなければ

もっと良いですよね。

それには、肯定的関心を持って見守られていることが

一番良いのではないかと思います。

🎨

そう考えてくると、

中学生の時の音楽室での私の体験は、

”ぼっち”でしたが、

そのおかげで、誰にも批判されることなく、

つまりネガティブな評価を受けることなく、

安心して、自分のやりたいことにチャレンジし(吸収)、

その結果、音が出たとか、こんな音がするのだとか、

アウトプット(排泄)を楽しみ、

エネルギーが循環していた時間、

つまり自由表現をしていた

ということになります。

🎨

また、私にとって「音楽」とは

夢中になって

何かに没頭している時間でもあり、

その成果があろうが なかろうが

それが職業になっても ならなくても

その感覚を味わい、堪能している体験でした。

それは、循環しているエネルギーでもあったので

心地良さ いっぱいだったのですね

🎨

そして

さらに 表現方法を広げていくことになります。

(続く)

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自由表現ってなんだろう? その2

🎨

前回は

「私が、自己表現の場を提供する中で、

 自分の思うように表現できない方を観察してきて

 学ばせていただいたのが、

 「自由」であるには、

 「安心・安全」であることが前提にある

 ということです。

 そして、「安心・安全」であるかどうかの判断は、

 「心地良さ」だと思います。

と、書きました。

🎨

自由に表現できないのは、

心のブロックがあり、

そうできなかったということもあります。

小さい頃から、

言動を否定されたり、

できないことばかり指摘され続けて

無能扱いされ続けた経験がある。

あるいは、

逆に良い子であることを求められ

親の思うような、素直で従順で

親や大人の思うような 言動をし続けてきた経験がある。

🎨

どちらの環境であっても、

自分自身が

ありのままの自分を大事にしていたら

あまり影響はありません。

そのためには、

自分自身を育てていくことが大事になります。

そして

自分の良いところ、悪いところ、

できること、できないことを

より多く知っていることが大事です。

🎨

私の場合は、消極的優等生タイプでした。

変に、器用にいろんなことができてしまったため

周囲の大人たちが求めることを吸収し、こなせるけれど

自由な発想で、何かを生み出すことができない。

勉強はできるけれど、自分らしさがない

正論ばかり言っている 

ちょっとつまらない良い人って感じです(苦笑)。

🎨

そんな私でも、

周りの大人の、誰のいうことも聞かずに

自分の心のおもむくままに

一人で行動していた時期があります。

🎨

それは中学生の時でした。

当時、部活動でブラスバンド部に入っていました。

弱小クラブで、部員が11人しかいなくて

しかも みんな なかなか練習に出てきません。

合奏の練習にもなりませんから、暇です。

ところが、音楽室には、いろんな楽器があり、

またその楽器の教則本もあります!

私は、かたっぱしから 引っ張り出してきて

教則本を見ながら、チャレンジしてみました 😄

また、練習日でもないのに音楽室に入り浸り、

ピアノの上手な友人に、いろんな曲を弾いてもらい

隣で楽しんでいました。

また、ビックバンドを聴きに行く機会があり感動した私は、

グランドピアノで、その旋律を指一本で引いてみたりと、

ともかく、

やりたい放題だったのです!

夢中になって 

次から次へと、やってみようと思ったことを

試していましたから

下校時間が過ぎてしまうことも しばしば。

用務員さんに何回注意されたかわかりません😅

当然 顧問の先生の耳にも届いているはずですが、

あまり怒られた記憶がなく

たぶん多目に見てくれた 音楽の先生に

感謝しきれません!

緩やかな、おおらかな時代でしたね。

🎨

その後、

すぐ受験勉強が始まり、

また将来に対して

家庭の事情で 

夢も希望も持てない選択を

しなければいけないことになり

人生に絶望した私。

また、

社会が求められた人間を演じて

生きていくことになります。

反発して それでも自分は自分だ!とは

できなかったのですね。

🎨

そんな私が、

絶望の殻を通り越して

ありのままの私を表現する楽しさに

触れるために出会うのは、

それから20年くらいかかりました。

(続く)

 

 

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アトリエは、人生のシミュレーションの場

🎨

小学3年生になったある朝、

娘は玄関でうずくまり

「もう、行けない。」と言いました。

ついに来たか、と思いました。

🎨

「ついに」というのは、

入学式の次の日に、すでにその兆候がありました。

でも、担任の先生が毎日出す宿題プリントに

ひとこと欄があり、

その欄を通して

先生と娘の小さな交換日記が続けられ、

その間は、通うことができました。

🎨

3年生になって、先生との交換日記が続けられなくなり

3年生の半分と、4年生の半分、

そして5.6年生と行かなくなりました。

🎨

今のように SNSが使える時代ではなかったのですが

心配した周りの方々が様々な情報を持ってきてくれました。

その情報を整理しつつ、

心身ともに疲れ切っている娘の身体を

まずは 回復させることを最優先しました。

1週間くらいで、身体は回復してくるのですが、

気持ちの方が、モヤモヤしたままです。

🎨

よくよく観察していると、

私の気持ちが、モヤモヤしているので

娘もモヤモヤしていることに気がつきます。

ある年齢になったら、学校へ行く と

あたり前のように思っていたけれど、

そもそも学校へ行くって、どういうことか

自分の頭で考えていなかったことに

初めて 気がつくのです。

そして学校へ行くことの

自分なりの答えを持っていない私が、

娘が学校へ行かないことを受け入れているつもりで

一体 何を受け入れていたのやら(苦笑)

それに私自身、不登校になった体験はないので

実際 どうしたらいいのか、わからないし

確固たる考えがあるわけではなく

自信もありませんでした。

そういう弱気な私の気持ちを

娘も感じとっていたようです。

🎨

娘が これから先、

豊かな人生を生きていくのに必要なものを

「学校で学ぶ」という選択肢を 

今は選びたくないと言っています。

それに対して、

私は どうやって、必要なものを学ぶ環境を

整えたらいいのか、

情報はたくさんあれど、

親として自分なりのポリシーが

必要だと思いました。

🎨

当時は、

不登校であることは、

私も世の中も 

とてもネガティブな出来事として捉えていました。

周りからも、親が甘やかせすぎたから、

ひとりっ子で 可愛がりすぎたから、

引っ込み思案で、学校に行けない弱い子に育てたと

いろいろ言われました。

確かに 

そういう面もあるかも知れません。

かなり凹みました。

けれど、ここまで

私は、私なりのポリシーを持って

自分で決めて育ててきたことです。

その時々最大限の様々な努力をして

現状の状態で済んでいるのだから

良しとしました。

それより、この体験が

娘の将来の「強み」に変わるように

暮らそうと思いました。

学校に通っている人たちとは

違った体験をすることになったのだから、

その視野の違いが

彼女の強みになり、良さになり、

世の中の役に立てるような何かになるように

過ごしていこうと思いました。

🎨

ここまで、考えてきて

ハタと思ったのが、

この思考と行動パターンは、

アトリエで”モノつくり”している時と

同じだということです!

これをやりたい、こうしようと

自分なりに決めて、

最大限、それに向かって 

試行錯誤を重ねていきます。

途中で、うまく行かないことがあっても、

そこから何かをつかんで

また創意工夫して

次の一歩を生み出す。

そういうふうに

自分の人生をクリエイトしていく

シミュレーションができる場が

アトリエなのだと気づいたのです。

🎨

これは

生き方の問題。

🎨

”モノつくり”を通して

人生を学んでいく。

どうやって自分の人生をクリエイトしていくか、

失敗しても

ゲームのように人生のリセットをせず

そこから学んで、

次に活かし、

新たなモノを作り出していく。

🎨

そうなると、

アトリエでの私の在り方と

現実世界での私の生き方が

重なってきて、

アトリエでも 家庭でも

娘に対して対応を変えることは

おかしいことに気づき、

同じように接していくことを

改めて、再認識しました。

 

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アトリエ中と、家庭とでは、接し方は同じ?

🎨

「家でも、同じなんですか?」

と、親御さんに尋ねられました。

家に帰って、私の子どもに対しても

アトリエの子供たちと同じように

やりたいことを応援するスタンスで

接しているのか?という質問です。

答えは

「はい、同じです!」

開設した当初は、小学1年生だった娘も

アトリエで創作をしていました。

最初は、大好きなお母さんが

リーダーになってやることですから

誇らしい気持ちや嬉しさからか

めちゃくちゃ手伝ってくれるんです!

みんな、それぞれ自分の好きなことをやり始めると

娘も 自分のやりたいことを始めます。

しばらくして気がつくんですね、

私が一人ひとり、分け隔てなく、接している様子に。

すると、不安になったようです。

今まで、そんなに 他の子どもたちに対して

心を砕いている母は、見たことありませんし、

自分が母親にとっては 一番だと思っていましたから。

いきなり 膝の上に乗ってくるのです。

この人は、私のものだ!と言いわんばかりに。

こんな時 どうされますか?

いろいろ考えがあると思いますし、

普段、どのような接し方をしているか、

その関係性によって

対応は違うと思います。

私の場合は、

接していた子どもに少し待ってもらって、

一番に娘のことを抱っこしました。

そして、いつも口にしている魔法の言葉を

小さく耳元で呟きました。

「○○ちゃん、大好きだよ。

 母さんの宝物だよ。

 何があっても、○○ちゃんの味方だよ。」

いつもと変わりなく、

自分のことを1番に大切に思っていることが伝わると、

安心して、創作に戻っていきます。

そして、

待っていてくれた子にお礼を言って、

続きをします。

その様子を見ていた他の子たちは、

自分も同じように

大切に接してもらえると思うので、

そのあとは 私の取り合いになることなく

順番を待つようになります。

🎨

家では、「あなたが一番よ」と

理想的なことを言っていても

いざ、アトリエで娘が求めてきたときに

後回しにされたら、

私は、2枚の舌を持つ人になってしまいます。

大嘘つきになってしまいます。

どんな場であっても、

娘に対して 一貫した態度を取らないと

あとが大変だと思ったので、

私は、そこをこだわりました。

🎨

また、もう一つ、

アトリエと家庭とで

対応を分けられなくなった出来事がありました。

(続く)

 

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作らなかった時期を超えるとどうなる?

🎨

雪が降る中、元気にアトリエに入ってきた今日の Yくん。

2週間前と顔つきが全然変わって、

スッキリとして 

ちょっとお兄さんになったように見えました。

🎨

毎日、顔を合わせていると気づけないほど

小さな変化ですが、

月に2回しか会わない私には、

その成長の変化が よくわかります。

🎨

すると 創作の内容も変化するんですね。

どんなふうに 変わるんだろうか!と

もう、ワクワクして見守ります 😃

🎨

Yくんは想像力豊かな人です。

イメージの中で、いろんなキャラクターが登場し

自由に動き回り、物語が どんどん紡ぎ出されていきます。

そのYくんの心の世界観のうち、

主人公とその身近な登場人物を

作ることが多かったのですが、

今回は、その舞台となっている背景も作り出しました!

演劇に例えると、役者と簡単な衣装だけだったのが、

大道具、小道具が増えた感じです。

🎨

こちらで指示をしないで、見守っていると

その子が、どの部分まで、

この現実世界を認識しているのか

垣間見せてくれることがあります。

自分だけの世界から、相手が現れ、

場が現れ、

相手と自分との交流が始まり、

相手の立場というのも考えるようになります。

🎨

また、一段階成長する前は、作品を作らなかったりします。

Yくんの場合も、実際1、2ヶ月あまり作品を作らなかったのです。

その時期も、とても大切で、

エネルギーをためている時期と考えています。

🎨

そして今日、久しぶりに集中して作りました。

視野が広がり、

より高い視点から

この世界を表現するようになりました。

たぶん、Yくんのイメージの中は、

もっともっといろんなモノであふれているのだろうと思います。

そのイメージを具体的に作品に作ること、

つまり アウトプットした分だけ

この現実世界で使える能力が磨かれているということです。

🎨

Yくんの成長が、ますます楽しみです!

 

 

 

 

 

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阪神淡路大震災から25年に寄せて

🎨

阪神淡路大震災から25年。

私なりの追悼をさせていただきました。

🎨

その日、

テレビの画面から 驚く光景が飛び込んできて、

「なんてことだ、大変なことに…」と

ただただ、なすすべもなく

テレビの前を 私はウロウロするばかりでした。

🎨

その後知ったことですが、

震災後に、復興のためのボランティアとして、

被災された当事者であった

現地やその近くの色彩心理の勉強をした先輩方が

「空飛ぶ子どものアトリエ」として

活動をされていました。

今 なお、様々なところで

子どもたちの心の救済活動を続けていらっしゃいます。

とても誇りに思っています。

🎨

私の場合は、2001年に

これまた テレビから流れる9・11事件の映像にショックを受け、

それがアトリエを開設する理由の一つとなりました。

こんなに たくさんの人を傷つけ、

暴力的な表現をしなければ、

自分の言いたいことが伝えられないのか?

そんな思いが、頭の中をめぐっていました。

🎨

それは、もしかしたら 

大きな事件だけでなく

日常のちょっとしたところで

自分、家族、友人、職場の人たちに対して

自分の心を表現する方法を知らないがために

原始的な 暴力的な方法でしか

伝えられないことにもつながるのではないか。

だとしたら、少しずつ自分の気持ちを

自分でケアできる場がたくさんあったなら

心の中に押し込んで 押し込みきれなくなって

人や大自然を傷つけるような

暴力的に感情を爆発させるような

そんな表現をしなくて済むのではないか?

それには

心に寄り添りそうように絵を描いたり、

心地よいと感じられる画材を使って創作したり、などと

”モノつくり”によって その人なりの心のセルフケアを

その人のペースで 安全に

身につけていくことが一番良いのではないか。

そんな場所が、世界中にあったら良いのに。

その第一歩として

小さなアトリエ を始めました。

🎨

自分の心に寄り添いながら自分の気持ちや考えは

言語化できることが一番。

だけれど、

なかなか言語化できないようなことは、

ワンクッション置いて

”モノつくり”による表現をするのが良いです。

いろいろな感情で、いっぱいいっぱいになった心に

少しスペースが生まれ、

そのスペースで、少し冷静に考えることができるから。

そして自分のペースで 言語化し、

過去は過去のこととして受け入れ、

また 今を生きる 瑞々しい心を

取り戻し、感じることができます。

そして、

行動への第1歩を踏み出すことでしょう。

自分の心を伝える方法も、

もちろん洗練されていきます。

自分も相手も尊重した

思いやり深いコミュニケーションに

繋がっていくことでしょう。

🎨

今日は、追悼をさせていただくとともに

アトリエ開設の初心に戻る日でもありました。

 

 

 

 

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自由表現ってなんだろう?

🎨

交流会では、ぬり絵のミニ・ワークを行います。

たまに絵を描くことに、苦手意識を持っていて、

「自由に絵を描くのは苦手です。」と

おっしゃる方がいます。

「自由」を

「心のままに」「好きなように」という言葉に置き換えても、

困ってしまう人がいます。

🎨

そういう方には、ぬり絵をお勧めしています!

色を塗るだけになりますので、

気軽に楽しんでいただけます。

好きな絵柄、気になる絵柄、嫌いな絵柄など

心に何か動きのある絵柄のぬり絵を選んでもらいます。

そして、

好きなように色を塗ってもらうのですが、

それも苦手な方がいます。

そういう時は、

「心のままに」「好きなように」ということより

見た通りの色や、一般的な色で塗ってもらいます。

🎨

私が、自己表現の場を提供する中で、

自分の思うように表現できない方を観察してきて

学ばせていただいたのが、

「自由」であるには、

「安心・安全」であることが前提にある

ということです。

そして、「安心・安全」であるかどうかの判断は、

「心地良さ」だと思います。

🎨

そして、

必ず、私も隣で一緒に表現します。

私が、どれだけ自由な発想で

どれだけ 自分の心に正直であるかが問われますね。

素敵な絵を描いたり、

人に感心されたり、

評価されたりする絵でなくていいということを

体感してもらうためです。

🎨

また、絵を描くためには、

いろんな能力が必要です。

形を捉える力、

色を感じる力、

色を作り出す力など、たくさんあります。

それを学ぶために、

子どもたちは、誰かの「模倣」をします。

それと同じことを

ぬり絵ワークを通して、吸収してもらいます。

🎨

すると、時間はかかりますが、

いつの間にか

自由表現ができるようになってきます。

すると、

子どもたちの自由でのびのびとした部分を

受け入れられやすくなります。

(続く)

 

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交流会のお知らせ 2020年冬

🎨

アトリエ会員の皆さまへ

半年の振り返りを下記日程にて行います。

1月24日(金)、1月28日(火)、2月2日(日)

時間:10:00-12:00      場所:アトリエにて

ご都合のよろしい日をご連絡ください。

🎨

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男性性と女性性をバランスよく育てよう!

🎨

Img_1078

寒さがだんだん厳しくなってくるこの頃、

最近のアトリエでは、

フワフワあったかいものに

惹かれるようで

Mくんも、

毛糸のボンボンをたくさん作りました。

🎨

アトリエでは、男の子、女の子に関係なく、

また、よく言われるような社会的な役割にも関係なく、

自ら、

編み物したり、裁縫したり、

ビーズのアクセサリーを作ったり

武器を作ったり、恐竜を作ったりします。

私も、子どもたちの発想のヒントになればと

子どもたちの興味に合わせて

いろいろなモチーフにチャレンジして創るので

そばで見ている子どもたちも、幅広く関心を持ちます。

🎨

どんな人の中にも、精神的、心理的な面での、

男性性と、女性性が もともとありますので

その両方を育てて、

将来、どちらの面も

自在に使える人になると、

より人生の選択肢が増えて、自由さが増すことでしょう。

🎨

男性性とは、一般的に、

論理性、リーダーシップ、攻撃性、積極性、決断力

などのことを指します。

また 女性性とは、一般的に、

感情、やさしさ、包容力、柔軟性、共感性

などのことを指します。

子育てでも、

シングル・ファーザー、シングル・マザーが増える現状、

両方たくみに使って、子どもに接していくことが

以前より求められています。

🎨

でも、以前も両方求められていましたね。

男性は、部下ができれば、部下を育てるために

自分の中の女性性も使わないと育てられなかったことでしょう。

また、女性も、子育ての中で、瞬時に的確な判断をするという

男性性を使わないと

子どもの命を守れなかったりします。

「男性性/女性性」という言葉を使わなくても

無意識のうちに両方を発揮していたのだと思いますが、

今は、言語化されたことで、両者の対立ではなく

統合していく方向へ進みやすくなったと思います。

そのことを知っているのか否か、

変な操作をしなければ、

子どもたちは、

自然に両方の面を象徴するようなモチーフを使って

”モノつくり”を通して育てています。

毎回、すごいなぁと思います。

🎨

さて、今回の毛糸のボンボンは、

私が見本で作った、毛糸のボンボンのクッションを見て

チャレンジすることにしたようです。

色の配色は、自分の家の壁や床の色に合わせて

並べ方もイメージがあるようです。

🎨

今日は、初めてということもあり、

また、作っている人の手元をよく観察する人でしたので

やって見せました。

回数を決めて、覚えさせるという考えもありますが、

子どもの成長段階や、心理的な様子を見て、判断します。

今回は、飲み込めるまで、

何回でも やって見せた方がいいと思いました。

その理由ですが、

Mくんは、

プロセスを区切って伝えると

そのプロセスごとに、

手を動かしながら要点をまとめていきます。

そして、大切なことや気をつけることなど、

自分なりに考えたことを

私に伝えてくれます。

そうやって、工夫しながら、

やりとりをしながら作っていくと、

最初の3つくらいは、一部手伝いましたが

そのあとは、自力で作り上げました。

🎨

お迎えにいらしたお父様には、

「白」の色について話します。

「白」の色を使う時、多くの場合、

「リセットする、白紙にもどす、再スタートする」

という気持ちの時に、表現されますが、

Mくんの場合は、どうなのでしょう?

すると、思い当たることがあるようでした。

最近のMくんの変化と、「白」が結びつき、

成長の一歩を確認しあいました。

無意識に創作に現れる「色」が

お父様の女性性や男性性を上手に使って

子育てなさっている後押しになればと思います。

 

 

 

 

 

 

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心が感じたままに浮かんでくる色で絵を描く

🎨

私が、小学2年生の頃です。

図工の授業で、小学校内で写生をする授業がありました。

絵の具で、描き上がると先生に見せるのですが、

その時、クラスメイトの女の子が、

空をピンクに塗った絵を先生に見せていました。

私は、ピンクに塗った絵に釘付けになり、

こんなにキレイなピンクは 見たことないなぁと思って眺めていました。

すると、担任の先生が

「空は、ピンクじゃない。」とおっしゃって、

塗り直しすることを指示されたのです。

クラスメイトは、ニコニコと素直に返事をして

塗り直しをしていました。

私は、何か ふに落ちないものを抱えつつも、

そういうものかなぁと思っていました。

🎨

今から思えば、空以外は、

昼間の明るい陽射しが当たっている時間帯の色で

描かれた建物の絵でした。

ですので、夕焼けや朝焼けのような

空が赤くなる色とは違っていると、

目の前の事実をよく見て描くようにという

ご指導だったのだと思います。

その授業は「写生すること」が課題だったのですから。

🎨

一方、あの「ふに落ちなかった感覚」の理由が、

それから約20年後、

色彩心理の勉強をすることで、わかりました。

なんの制限も設けず、

評価もせずに、

心のままに 感じたままに

自由な色使いで 描かれた絵には、

無意識が表現されることが多いのです。

そして、理性が発達する以前の子どもたちは

心に感じている気持ちを、

色で表現することが多いのです。

個人差があると思いますが、

小学2年生といえば、まだ年齢的に、

この世の中のすべてが、客観的に見えているわけではなく、

理性より、気持ちといった感情面の方が

強く表現されることが多いことでしょう。

すると、あの小学2年生の時のクラスメイトは

その頃の気持ちが、空の色に表現されていたと推測できます。

いつも、ニコニコして輝くような笑顔の、可愛い女の子でした。

背景の色は、その人が置かれているバックグランドを表現することがあるので、

幸せをイメージすることの多いピンクから、

ご家庭でも、可愛がられていたことでしょう。

あの笑顔の女の子と、空の色のピンクがピタッとハマって、

その時の思い出が、すっきりしたのです。

🎨

見えたものを見えた通りに描く絵の他に

心が感じたままに浮かんでくる色で、

絵を描くことを

身近に感じたエピソードのうちのひとつです。

🎨

 

 

 

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祝・Yくん アトリエ卒業おめでとう!

🎨

「お久しぶりです!」と

爽やかな笑顔とともにアトリエに入ってきたYくん。

高校生になり、アトリエを卒業し、

制作途中の作品を取りに来ました。

小学5年生頃から、少しずつ作り続けた来た

Yくんオリジナルの「街」のジオラマです。

🎨

これまで創ってきた街を

じっくり眺めながら 振り返り。

少しずつ、創った時の記憶が戻ってきます。

その時々の自分の気持ちや考えにあったものを確認しつつ

少しずつ作り込んでいったジオラマです。

その街のストーリーは、何回も作り替えられ

その度に、街も作り替えられ

また学校や家庭での、いろんなドラマも盛り込まれ

思い出いっぱいの作品です。

🎨

近況報告もお互いに話した後、

創作途中だった部分に

手を入れ始めました。

少し手を動かすと

創作をする楽しさや勘が すぐに戻ります!

🎨

Yくんは、これまでに

電車、ハムスター、戦艦など、

好きなものに没頭し、創作し、

その中で、イメージを広げ、

自分の世界観を広げてきました。

周囲のお友だちも、大人も、学校の先生までも

納得させてしまうほど

豊かで 楽しくて 

思わず 一緒に Yくんの世界で遊んでしまうほど。

🎨

たった一人で 自分自身と向き合う時間を

アトリエでも持っていました。

私は、彼の世界の端っこで

そっと、寄り添わせてもらい、

必要な時は力を貸し、

成長を見守ってきました。

🎨

自分をまっすぐに見ることを積み重ねてきた人は

世の中のことも まっすぐに見て、

本質的な事は何かを

Yくんなりに しっかり掴んで 

物事を判断することができるようになるのだと、

Yくんと時事問題を話している時に感じました。

🎨

最後、車に乗せて帰るために、

小さく分解するのをためらっていたのは、

ジオラマの中には、

私も 手伝って、創った部分があったからです。

「作品は、その人の分身でもあるから 大切に。」と

作品に敬意を払って、接してきたことが

しっかり Yくんの中にあって、

私の気持ちを気遣ってくれていました。

自分の世界を大切にしてきた体験は、

他者の世界も同じように大切にすることができるようになると

再認識させていただきました。

🎨

アトリエで培った創作の喜びは

これからの人生に役に立つことと思います。

今後のご活躍をお祈りいたします。

長い間、アトリエに通っていただき、

たくさんの感動をありがとうございました。

🎨

 

 

 

 

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光を見つける目を育てよう

🎨

昨日、久しぶりに、お会いした末永さんから

先月、長崎で開催された末永胤生さんの

没後10年の個展の図録を見せていただきました。

案内のチラシをいただいた時は

ほのかな光の中に白い馬が描かれていて

その馬の描写から

一瞬 東山魁夷の湖のほとりを走る白い馬の絵を思い出しました。

🎨

でも図録を見て、びっくり!

光の中に 光の馬が、

キャンパス上のあちこちに描かれているのです。

光の中に光の馬、と言われると

光の中に 馬が埋もれそうな感じがしますが、

そんなこともなく、どちらも確かな存在がある。

さらに、馬同士は 一見無造作に描かれているようだけれど、

じっと眺めているうちに

それぞれが それぞれのストーリーを語り始め、

それぞれが、また 関わり合って

絵全体が、一つの物語のようになっているように見えます。

たぶん、その時々、観るたびに 

新しいストーリーが浮かぶんだろうなぁと

容易に想像できるような、

なんとも言えない、間合いを持った関係性です。

🎨

日常生活の中では、

「光」は、「あたりが暗くなってきたから、灯す」

というようなイメージが 私の中にあります。

だから、光と闇はセットのように思っている側面もあります。

🎨

一方、昼間に散歩していて

心惹かれる 花や樹木に会う時は、

光の中で 心惹かれる輝きに出会っています。

花や、樹木、そのものが発光している感じ。

🎨

そんなふうに見えるよねと、隣にいた友人に話をしたら、

「お釈迦さまのような感じですかネェ」とおっしゃる。

ああ、後光のようですか…、確かに。

🎨

人生、暗闇の中にいるような大変辛い時に

光を見出すのが なかなか難しいように、

多少の事はあっても 日々過ごせる当たり前の日常の中で

光を見出すのも これまた 難しい事だと思います。

日常にある その光を

末永胤生さんは 至る所に

見えていたんだろうなぁと思います。

そして その感動は

描かずにいられなかったのでしょう。

すごいなぁと思います。

🎨

実は、

そういう すごい人が

アトリエに たくさんいるんですよ。

子どもたちの 光を見る目、

そして 心惹かれる光を表現しようとする力を

絶やさないように、

応援団の養育者の方々とともに

大事に育てていきたいと思います。

🎨

末永胤生さんのサイト

http://suenagataneo.com

 

 

 

 

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アトリエ開設物語1

🎨

アトリエを開設した当初、

私は 人生に行き詰まっていました。

娘は、来年 早くも小学生になるという歳です。

結婚して親元から離れ

自分の家庭を持って暮らしているのだから

もっとのびのび自分の思うように生きていきたいのに、

物理的に離れて自由になっても

なかなか、心が自由になれません。

弟の自死もあり、自分のそれまでの 過去や存在が

根底から否定されたような気持ちでいました。

🎨

「自分がどう生きて行ったらいいのか」ということと

そんな悩んでばかりの自分が

「娘をどう育てたら良いのか」ということの間で、

それまで、哲学、発達心理学、宗教学、

スピリチュアル、モンテッソーリ、シュタイナーなど

いろいろな本を読み、勉強会などにも参加しました。

どれも 素晴らしいなぁと感動しても

自分には とてもできそうに思えず

しかも娘に拒絶されてばかり。

🎨

悩んでいる私をよそに

娘は どんどん成長していきます。

そもそも 母親が何をする人か

教科書に載っているような人物像は分かっても

実際、私にとって母親とは、父親とは

感覚的に どういう人のことをいうのかさえ

私の中にはありませんでした。

それなのに、良い母親ぶろうとしていたのだと思います 😞

そういうふうに、なっている私では、嫌だと

娘は、言っているようでした。

🎨

切羽詰まっていました。

🎨

そんな時、

私の心を瑞々しく 解き放てる場に出会ったのです。

(続く)

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子どもの誕生日のお祝いは どうされていますか?

🎨

皆さんは、お子さんや家族の誕生日の時は

どう過ごされていますか?

ご馳走を作って、プレゼントを用意したり、

あるいは、どこかテーマパークへ出かけたり、

旅行へ出かけたり…

何もしなかったり?

それぞれのご家庭で、工夫をくらしていることと思います。

🎨

今日は、娘の誕生日なので

私の場合のお話に、お付き合いくださいね。

🎨

唐突ですが、

私の子育ての軸は、「自己肯定感」です

娘が生まれた頃の未熟な母親であった私が、精一杯考えて、

子どもが大人になった時のことを想像してみました。

長い人生、良いことがあれば、それはそれで良いことでしょう。

でも時には、

悪いことがあったり、辛い時があったり、苦しいもあるでしょう。

そんなとき、

どんな力が育っていれば それらを乗り越えていけるだろうか?

その力があれば 究極の選択を迫られた時

生きることを選んでくれるようなもの。

生きていれば 

いくらでも 人生のやり直しはできるから、

その時に必要な力は何かと考えたのです。

それが「自己肯定感」でした。

🎨

それで、誕生日も 自己肯定感が育つような

面白いことをやろうと考えました!

🎨

もちろん、時間と手間があれば、

ご馳走とプレゼントも夫と協力して準備します。

娘は、アトピーで、食物アレルギーもありましたから

お祝いごとのご馳走は、誕生日に限らず

すべて、ちらし寿司にしました。

娘が食べられる食材を使って作ることができますし

季節の食べ物で、いくらでもアレンジがききます。

成長に伴って、食べられるものが増えれば、

それも加えり、さらに楽しみが増えます。

🎨

話を元に戻しましょう。

自己肯定感を育むような

誕生日にする面白いこととは、

いろいろ方法はあると思いますが、

私は、娘が、生まれた日のことを、

毎年「語って聞かせる」ことにしました。

🎨

年齢に合わせて、

語り方や話す範囲は変わりますが、

毎年

「出産の朝、どんなにあなたが

 生まれてくることを待ち望んでいたか。」ということと

妊娠中、出産、その後の育児の大変さを

吹き飛ばしてしまうほど

「こんなに大きくなって嬉しい」ということを話します。

毎年聞く話なのに、娘は、とても嬉しそうに聴いています。

🎨

誕生日の朝は、「おはよう」と挨拶しますが

「まだ生まれていないから、おめでとうは言わないよ!」と

茶目っ気いっぱいの表情で言うことからスタートします!

「夜だもんね!」と生まれた時間を覚えている娘。

良いことばかりではなく、大変なことも話します。

朝は、微弱陣痛があって、台所で椅子に座ったまま寝ていたとか、

その後、ご飯を炊いて、おむすびを作ったとか、

朝焼けの中散歩に行ったとか、

助産院近くの、○○というところでお昼ご飯を食べたとか、

覚えている限り全部です。

🎨

そして、なかなか生まれてこなかったこと。

希望した助産院で産めず、

提携している個人病院での出産になったこと。

初めての先生で、初めての場所で、

陣痛をつける薬も服用していましたから

ほとんど パニック状態だったこと。

そんな大変なことを乗り越えて、

やっと 出産の瞬間の話がやってきます。

産声は猫のようで、

手を握って「がんばったね」って声をかけたんだよ。

新生児室に様子を見に行くと、

泣いていたかなと思ったら、周りを見渡し、

誰も来ないのがわかると、また泣き出したこと。

助産院に挨拶に行ったら、

助産師さんの娘さんに抱っこされて

しばらく手元に返ってこなかったこと。

🎨

産後の育児も、大変でした。

夜泣きが毎晩3時間だったり、

毎晩、お腹の上に乗せて寝てた理、

授乳は15分おきだったり、

紫色の肌をしていたり、

体重が増えなかったり、

公園では 日向ぼっこしながらよく寝ていたり、

歌や音楽に合わせて揺らしていると機嫌が良かったり…。

あまり、周りにいないような赤ちゃんだったので

ひとつひとつ手探りで、

娘をよく観察しながら 育てていくことで必死だったことなど。

その後の、娘の天使のような言動を話したり、

小さなことをたくさん、思い出す限り 話しましたね。

🎨

さらに、ドラマをいくつも いくつも乗り越えて、

また誕生日が来たね。

おめでとう!

🎨

 

 

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簡単に、楽しいことを分かち合える方法

🎨

自分の気持ちに添った 画材や道具を選びながら

アトリエで 創作を続けていくと どうなるのでしょう。

🎨

毎回、作品や創作の過程において

自分自身と向き合うことになります。

🎨

自分自身と向き合うーーと言っても

最初は 心のまま表現するだけです。

表現するーー自分の中にあるものを外に出すことの

楽しさ、心地よさを十分堪能します。

生きていてよかったなぁ

幸せだなぁ、嬉しいなぁ というのも

すべて「感じる」こと。

それらを、そのまま 素直に表現していく力を

まずは 育てていきます。

これは、大人になった時

自分の意見を言うことに対して

ポジティブに捉えて

発言することへの恐れや恥ずかしさを和らげ、

コミュニケーションのもとである

「伝えたいこと」の芽につながります。

🎨

そして、自由に表現されたものは、

無意識下の気持ちや考え、

つまり本音が 表れやすい。

ということは、

常に作品や創作を通して

自分自身の 心と身体と思考が

統合された状態に近い感覚で

成長していくことでしょう。

ありのままの自分と向き合い、

受け入れ、

自分の心の世界が 構築されていきます。

この「心の世界を持つ」ことが

生涯にわたって、

自分で自分を育てていく根っこに

なることでしょう。

すると、等身大の自己肯定感も育まれていきますね。

孤独でいることも、怖くなくなります。

心の世界で試行錯誤を繰り返し、

現実の社会で試してみる。

その結果を受けて、また心の世界でより深めて試行錯誤し…と

その心の世界の中での活動に

アート表現がとても役に立ちます。

🎨

その様子を 色の探究という表現の変化で

見せてくれることがあります。

少しだけ、紹介します。

🎨

例えば、最初は 「青」という色でも

幅の広い分類ですが、

だんだんと 明るさ/暗さの違いを意識し始めるし

微妙に他の色が混じってきて、

より複雑な「青」を追求し、表現し始めます。

それは より複雑な心模様を感じていることになります。

なかには、画家イヴ・クライン(1928-1962)が

「インターナショナル・クライン・ブルー」と

オリジナルな「青」の色を開発したように、

アトリエでも 自分だけの「青」を作る人もいます。

🎨

このような単色の世界から、

色が隣同士に並ぶようになったり

他の画材と組み合わせたりする表現に変化したりと、

その時々、自分の成長に必要な表現をしていきます。

🎨

充分、自分の世界で堪能していると

その楽しさを人と分かち合いたくて

コミュニケーションを取りたくなります。

その最初が、すぐ近くにいる

パパやママだったりしますね。

「人間は、喜びを分かち合う相手としか

 苦しみを分かち合うことができない」と

佐々木正美先生もおっしゃっていましたね。

アートは、作品や創作を通して

お子さんと喜びを分かち合う体験がたくさんできます。

ぜひ、アトリエ だけでなく

ご家庭でも 短い時間でいいので

創作を楽しんでくださいね💕

 

 

 

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自主性を伸ばす土壌作りーー安全で安心できる場ーー

🎨

子どものネガティブな感情表現、

特に「怒り」「癇癪」について書きましたが、

信頼関係が築けていない場合は、

難しいことがあります。

🎨

そんな時、子どもたちは「こだわり」という行動で

教えてくれます。

私が、今まで関わったなかでは

・引き戸を閉めたり開けたりを繰り返す、

・扉の向こうに入り込んで出てこない、

・玄関先からアトリエの中に入ってこない、

・お母さまの膝の上から降りてこない、

・シートの上を歩かない、

・視線を合わせない、

などなど。

🎨

それらは、自分の心を

安心させたいがための行動であることが多いです。

他の方に迷惑がかからない限り

その「こだわり」と捉えがちな行動を

ある程度気が済むまで、

そのままし続けてもらいます。

🎨

例えば、

・扉の向こうに入り込んで出てこない場合、

段ボールなどで壁を作って小さなスペースを作り

そちらに移動してもらう。

・玄関先から入ってこないのであれば、

玄関先に小さいテーブルと椅子を持ってきて

創作できる場を作って、創作をしてもらう。

・お母さまの膝の上から降りないのであれば、

お母さまに負担にならない限り、

膝の上に乗せたまま、あるいは抱っこしたまま、

アトリエに入ってもらい、創作する。

・視線を合わせないというのは、

もしかしたら 視線を合わせることで松果体が反応して

恐怖を感じる反射(人見知り)が

まだ強いのかもしれない場合は、

子どもの身体のどこでも良いから1点を見つめて

穏やかに声かけを続けてみる。

など、それぞれの「こだわり」行動に合わせて

試行錯誤します。

うまくいかなくても、次のアイデアが浮かぶまで

穏やかにしていて

「今日もアトリエに来てくれてよかったなぁ。

 アトリエに一緒にいるだけでも、嬉しいなぁ💕」と

私が 心の底から思っていると

長短はありますが、その子なりの時間をかけて

落ち着いていき、

安心して

自分の創作に入っていくことが多いです。

そして、その子なりのペースで

信頼関係を育んでいきます。

🎨

これらの視点も

「子どものすることには、意味がある」と考え、

よくよく観察してきたことから

見えてきたものです。

ご家庭でも、活用できるよう

そういう視点も一緒に探すお手伝いができたらと思います。

🎨

 

 

 

 

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子どものネガティブな感情表現が辛い

🎨

子どもたちの自主性を伸ばしたいと思い、
子どもの「作りたい」「やりたいこと」「好きなこと」を応援したくても
時には、できないこともあります。
例えば、欲しい画材がなかった、
命に関わるような危険なことだった、など。
🎨
誤魔化したりせずに、
そういう時は、
「(危険だから)できない。」
「今、画材がなくて、ごめんなさい。
 他に代わりになる 画材を一緒に見つけようか?」などと
落ち着いて伝えます。
🎨
「そういう時に癇癪を起こされたりしないのか?」と聞かれますが、
自分のことを応援してくれている人の言葉は
すんなり 受け入れてくれる事が多いです。
🎨
もちろん、ごくわずかですが、
癇癪を起こしたり、怒り出したりする人もいます。
それは、できなかった事実に対しての 残念な気持ちだったり、
悔しい気持ちだったりします。
その感情を 自分なりに処理しようとしているのですが
人生経験がまだ短く、
ネガティブな感情の表現方法の習得数が
まだ数少ないので
一番原始的な方法「怒り」「癇癪」で表現しているに過ぎません。
安全に自分のネガティブな感情を吐き出す表現方法は
いくらでもあります。
🎨
アートによる方法は、アトリエで創作を繰り返すうちに
自然に 学んでいきます。
例えば、黒や、真っ赤な絵の具で、殴り書きをしたり、
トゲトゲした表現など、
その時々の自分の気持ちにぴったりくる画材を選び、
自分で自分の感情を鎮めていく方法を学んでいきます。
🎨
ネガティブな感情を 押さえ込もうとしたり、
言うこときかせよう という 
こちら側の無意識下の感情が動くと
子どもは、コントロールされると思ってしまうので
余計に子どもの「怒り」「癇癪」が大きくなったり、
ぐずっている時間が長くなったりします。
🎨
子どもの力を信頼していると
見守っていられるのですが、
信頼していても イライラしたり、
辛くなってしまう時があるでしょう。
🎨
そういう時は、
大人の方が成長するチャンスです!
その人の中に 置き去りにされた感情が
吐き出されずに残っている事が多いです。
アートセラピー でも 解放していくことができます。
遠慮なく お声をかけてくださいね。
サポートします。



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20200104 キンダークラス

🎨

今日から、2020年のアトリエ が始まりました!

また、どうぞよろしくお願いいたします。

🎨

タイから日本に帰国中の6歳の女の子も来てくれました。

お母さまも一緒にアトリエで創作します。

Fちゃんは、自分でどんどん大好きな創作をしますが、

今日は、楽しそうに創作しているお母さんの

やること、なすこと 全部に興味津々!で

横目でチラリとチェックを怠りません 😃

創作の合間に、お母さまの作品の真似っこもしますので

大忙しのアトリエ でした!

Image_20200105025101

 

 

 

右:Fちゃん、左:お母さま

Fちゃんの作品の目の色が「赤」エネルギーの高まりを感じます!

よーく観ている様子が伝わってきますね!

🎨

年末年始に風邪をひいて発熱したというYくんは

冬休み中ということもあって

のんびりモード。

熱が下がって、身体が元気になっても

気持ちが まだ元気になっていないこともあります。

そんな時は、触感系の画材(粘土)を使って

気持ちを整えます。

そして、自分の世界のイメージを広げるために

以前作った作品を動かして遊んでみたあと、

次回はその作品たちの家を作ることに決めました。

 

 

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子どもの自主性を伸ばすにはーー子どもの「やりたい」を育てるーー

子どもの「やりたい」を育てる
🎨

アトリエでは、
それぞれの
「作りたい」「やりたいこと」「好きなこと」をしているので
あちこちで それぞれに自分の創作をしています。
🎨
「そんな自分に好きなことばかりやっていて
 周りに迷惑をかける人になってしまうのではないか?」と
心配になられることもあるでしょう。
でも ご心配なく。
🎨
アトリエにも、ルールがあります。
たった3つです、
「危ないことはしない。(自分を大事にする)」
「お友だちの創作の邪魔はしない(他者を大事にする)」
「シートの上で創作する(アトリエスペースの明確化)」
これを、一番最初に伝えます。
🎨
ルールと聞いて、けげんそうな顔をする人もいますが、
このルールを伝えると、「それならできる」という表情になります。
そして一貫して このルールで場作りをします。
🎨
でも夢中になってくると、ルールを忘れちゃうものです。
例えば、どんどんイメージが膨らんで
作品や創作が大きくなってしまい、
お隣の人のスペースまで 広がってしまうことも。
そういう時は、
一人ひとりのスペースが 確保できるように配慮します。
その時も
「お友達の迷惑にならないように、
 こちらに 移動しようか」
「○○ちゃんの創作が大きくなってきたので
 こちらに移動してもらっても良いかな?」と
と声かけしながら 移動してもらいます。
🎨
基本的に、
自分の「作りたいこと」「やりたいこと」「好きなこと」を
尊重してもらっていると、信頼関係が生まれます。
すると、子どもたちは
私の声かけも大事にし、協力してくれるようになります。
自分のやりたいことを
否定されているのでもなく、
禁止されているのでもなく、
自分の気持ちを
心の底から肯定的に共感してもらっていると
感じているからです。
🎨
子どもは、親や大人の無意識に反応して
その通りの言動をとってくれる事があります。
「なんか 最近 悪さばっかりするなぁ」と
ご自分のお子さんに感じた時、
もしかしたら  
面倒な子、悪さばかりする子など
ネガティブに感じているかどうか
自分自身に聞いてみることをお勧めします。
良い子でいて欲しいがために
コントロールし過ぎているかもしれません。
ちょっとだけ 立ち止まって、
どうして こんなことをするのかなと
ただ 子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。
しばらく続けていると 様子が変わってくることでしょう。



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自分の作りたいものがわからない時は?

自分の作りたいものがわからない時
🎨
ずっと 自分の好きなものをやり続ける人がいる一方で
ある程度、自分の好きなものをやってきて 立ち止まってしまう人、
また、形や決まったものがないと自由になれない人もいます。
🎨
そういう時は、ゆっくり じっくり 時間をかけて
いろんな画材を道具をやってみることをお勧めします。
ここのアトリエでは、作品を完成させなくても良いのです。
それを目的としていないし、求めていないので
試行錯誤するだけで終わってしまうこともあります。
その体験が、次の自分の新たな発想につながっていきます。
🎨
でも、中には何の画材を使ったら良いのかわからなくなっていたり
道具も興味が持てない時もあります。
その時々の その子の成長段階に合わせて
提案することが違いますが、
そのうちのひとつには、
創作を手伝ってもらうということもあります。
🎨
創作をする楽しさも感じて欲しいので
子どもたちからのサポートの依頼がなければ
全体を見ながら 私も一緒に創作します。
私が、楽しんで創作していたり、
真剣で 夢中になっていたり、
時には、失敗して ダメだったぁーとガッカリするも
また、新しい方法でチャレンジしたりと
等身大の私自身が そこに存在します。
🎨
つまり ポーズで一生懸命やっているのではなく
本気で 創作に打ち込んでいる在り方です。
そして、その隣には、
何をしたら良いかわからなくなっている子がいて
私の手伝いをしてもらいます。
🎨
何かをやりたくて 来ているけれど
何をしたら良いのかわからないという人は、
喜んで手伝ってくれます。
手伝ううちに 新たなアイデアが浮かんできて
自分の創作に戻っていきます。
🎨
でも、手伝いに誘っても 乗らずに
本当に何もしたくない人もいます。
「何もしない」というのも 表現の一つですから
尊重する一方、
創作しない、あるいは表現しないことの事情も
成長のプロセスとして必要だから創作しないのか
あるいは、心に大きく占める事があって
そのことが気がかりで創作できないのかなどありますので
養育者の方と情報を共有し、成長を見守っていきます。
🎨
これらの理由から、
アトリエにきて
作品の完成を強要したり、
何もしなかったことで、叱ったりすることは
しないでくださいね。
🎨
安全で安心して 自由表現・自由創作できる場では
子どもたちの無意識からのメッセージが表現されやすいです。
そのメッセージの受け取り方をお伝えします。
そしてぜひ、子育てに活かしてくださいね。
「子どものやることには、全て意味がある」と
よくよく観察してみることを お勧めします!
🎨



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自分のやりたいこと、作りたいものをやってみる


自由表現・自由創作の場ーーその様子1

「まずは、自分のやりたこと、作りたいものをやってみよう!」

🎨

アトリエは「自由表現・自由創作の場」です。

作品のテーマや、課題がないので、

その日、自分が何をするか

自分が何を作るか

自分で考えなければなりません。

🎨

やりたいことがある人は、

そういう場は、水を得た魚のように

アトリエに入ってくるなり

生き生きと創作を始めます。

アトリエに何の画材や道具があって、

それをどう組み合わせて、

どう使って

自分のイメージしているものを作っていくか

自分で考え、

トライ アンド エラーを繰り返しながら

自分の作りたいもののイメージに近づけていきます。

既成概念に縛られることなく

画材や道具を使っていきますので、

面白い発想が浮かび、

それを取り入れて

まずは 自分の思うように やってみます。

🎨

ところが、

自分の思いや やりたいことが満たされるばかりではありません。

エラーが続いて、立ち止まっている人がいたら

「何か手伝うことある? 

 助けが必要だったら、

 いつでも言ってね。」と声をかけます。

側から見ると、こうしたら良いのにと思うこともいっぱい。

でも、そこはグッと堪えて、まずはワンクッションおきます。

子どもは自分のことをよくわかっているもので

お手上げ状態の時は 素直に助けを求めてくる人もいます。

そういう時は、本人の話をよく聞いて

やりたいことは何で、何が上手くいかないのかを

一緒に考えます。

そしていくつかの選択肢を提案します。

この時、どれだけ 選択肢を提案できるかが、問われますね。

🎨

さて、提案すると子どもたちは

どれが その時の自分のやりたいこと、自分の実力にあっているのか

子どもたち自身が考えて、自分で選びます。

🎨

一方、アトリエの隅っこの方で 打ちひしがれ

突っ伏している人もいます。

「子どもたちがしていること ひとつひとつに意味がある」と

考えているので

打ちひしがれる体験も大切にします。

なので、しばらく 様子を見ています。

打ちひしがれながら 次の手を一生懸命考えている時もあります。

なかなか 起き上がってこない時は

何か 手伝うことがあるかと 声をかけます。

助けて欲しい時と 欲しくない時もあります。

また、癇癪を起こしたりする時もあります。

モノに当たっている時は、

安全にその感情を吐き出すために

他の画材を提案して 感情を吐き出させたりします。

🎨

そういう子どもたちの気持ちを

言語化しながら 確認します。

「残念だったね」「悔しかったね」「思ったことと違かったんだね」など

気持ちを言語化したり、事実を言語化して

今、起きている状況を 想像しつつ、整理して

さらっと言語化して 伝えます。

🎨

それは、将来大人になった時に

どう自分の気持ちを伝えたら良いのか

その言語を、「今、自分が感じていること」と結び付けて

身につけていくことにもつながります。

また、自分に起きていることを客観視していく力にもなります。

将来生きていくために必要な、

自分とのコミュニケーションや

他者とのコミュニケーションの根っこを育むために

まずは、

アトリエという安心・安全の場で、

自分のやりたいこと、作りたいものをやっています。

🎨

 

 

 

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2020/01/01  あけましておめでとうございます🐭🎍

新年 あけましておめでとうございます 🎍

200101125429134_deco_20200101174301

🐭

こちらは穏やかに年が明けましたが、

皆様のところは いかがですか?

🐭

昨年中は、アトリエの活動にご理解とご協力をいただき、

ありがとうございました。

おかげさまで、子どもたちも楽しくアトリエに通ってきてくれ

自由表現、自由創作を 思いっきりすることができました!

🐭

習い事を始め、塾や進学のことなど

たくさんの情報が溢れる中で、

自分の成長にとって、

自分の人生の幸せにとって

何が大切なかを選び取る力は

自己表現(アウトプット)する中で

養われていきます。

🐭

これからも

子どもたちが大人になった時に

豊かで しなやかに生きていくための

視点の転換や、発想を育む場を

提供していきたいと思います。

🐭

私事ですが、

昨年は、体調を大きく崩し

日頃の運動不足を 大変反省しました 😅

🐭

そこで いろいろ調べた中で

子育てに役立ちそうな情報があったのでシェアしますね。

🐭

昨年読んだ

『脳を鍛えるには運動しかない』ジョン・J・レイティ著 NHK出版

という本の中で

健康維持だけではなく

集中力をつけるためにも運動は良いとありました。

勉強するにも、スポーツするにも

そして 心を育てるために、心のままに表現するにしても

集中力は必要です。

でもそれが、運動不足による 脳の注意システムのムラがあって

身体の動きにも影響があり、集中できないのだそうです。

🐭

また、私の場合は、

運動不足による脳幹の機能低下でもあったようです。

🐭

「文武両道」と昔の武人さんは

勉強もスポーツもして、

さらに 心の世界を表現する 短歌、書、絵など

芸術もたしなんでいましたね。

脳の機能をフル活用して生きていく方法を

知恵として知っていたのかもしれませんね。

🐭

そんなふうに、人として

バランスを取って生きていくために、

どの部分を今育てたら良いのか

そんなことも 自由表現や作品の中で

子どもたちが無意識に

サインを送ってくれます。

🐭

そのサインを受け取るお手伝いを

今年も一緒にさせていただけたらと思います。

🐭

 

 

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