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20140905 キンダー

真夏ほどの強い陽射しではないけれど、まだまだ暑いこの頃ですね。

授業参観があって、少しお疲れ気味の Yくん。

しばらく 絵の具での創作を楽しんだ後、

夏休み前から、創作中だったジオラマの続きをしました。

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”ローカルな感じ”の駅舎の壁には、「ツタ」を這わせています。

そして、街路樹(カウンセラーと共同)を植えました。

この「ツタ」は、

細いモールの毛を、ハサミで丁寧に切り落としたものを

ボンドを塗った駅舎や駅舎前へ、

つまようじや ピンセットを使って 丁寧に貼り付けていきます。

建物や家などの大きなもの…と言っても、

3×3㎝くらいの大きさですが、

それよりも

こういう 細かいものを 創っていく方が好きだと言います。

「ローカルな感じの駅舎」「細やかな表現」など

ワビサビにもつながる、

Yくんの こころの 感情の幅がより広く、 

そして より微細に 豊かに育っているように感じます。

細かい、小さい というと、

「弱さ」につながり、男の子らしくないと

心配される方がいらっしゃいますが、

こころのままに 表現を続けている アトリエの子どもたちは

心配いらないように思います。

なぜなら、 一見「弱さ」となるものを 

創作を通して 自分は持っていることを知り、

自分の意思で創り 完成した作品を 客観的に見ることで

その「弱さ」を 認めることを繰り返しているからです。

それが、本当の「こころの強さ」―自己肯定感を

育くむことにつながっていくように思います。

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