新緑の小さな旅 2
2日目もお天気に恵まれました。
※ 神苑
水にも睡蓮の花が移り、ぽっかりと 宇宙に浮かんでいるかのようでした。
自然の中にあるかのように作るお庭。平安時代に著された書物(伊勢物語・源氏物語・古今和歌集・竹取物語・枕草子)に記されている200種余りの植物が、その一節の紹介とともに植栽されているそうです。
あらためて、自然とともに生きて、自然の中に美を見出す先人たちの眼差しに触れ、そのことにルーツを感じたのは、今回 初めてのことです。
往来を見守る わんちゃん
※ 東寺
五重塔が特別公開されていました。教科書ではいろいろ習ったはずなのに、今回初めてどんな意味があるのかがわかりました。
金堂、講堂では、タイミングよく、訪れたグループ客を案内されているお坊様のお話を聴くことができました。
観智院では、宮本武蔵が滞在中に描かれた、襖絵を観ました。勢いがあって、繊細な筆遣いを間近に、彼の人柄が 時を経て少し伝わってきたように思いました。
今までは、私は日本人で在ることも、日本に住んでいながら、わざわざ日本人を演じていないといけないような窮屈さがありました。
でも今回の旅を通して、演じなくても、すでに私のなかにその歴史が流れていることを感じました。
これも、色彩セラピーを通して、<わたし>自身を感じ続け育て、<わたし>を生きつつあるからなのかなと思います。
「日本語」という言葉で表現するのは、「日本人」という属性から、ある部分ではどうしても外れないところがあります。
でも、色彩だと外れることができ、より自由に表現できます。またあらためて、色彩セラピーの良さを感じました。
そうして、充分<わたし>を感じ認め受け入れたことで、属性や役割(例:日本人、男の子、女の子、障がい、親など)を主体的に活かして、自由に自分を活きていけるのだろうなぁと思います。
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