20120211 キンダー
色水を80個の紙コップに分けました。もったいないと思う方もいるかもしれませんが、「もったいない」ということがわかるためには、逆説的ですが、「もったいない」ことを体験する必要がありますね。
また、よくよく見ると、ほとんど同じくらいの分量に分けていて、細心の注意をしながら、作業していたことがわかります。
これだけのことを、1時間もかかりながら最後までやり遂げたことは すばらしいことだと思います。
思いっきり、気の済むまでやってみる。
そのときに得られる、達成感、満足感は、将来、自分の生き方や、仕事の仕方、物事に取り組むときの姿勢に、大きく影響することと思います。
アトリエには、子どもの絵の40年の研究から、より心理効果を引き出しやすい絵柄を使ったぬり絵があります。
でも 彼にとっては、そのどれよりも、トーマスの絵が 今、こころにピッタリくるんですね。
トーマスのぬり絵が無いから諦める、文句を言う…なんてことはせずに、誰に言われたわけではなく、自分でぬり絵を創り出してしまった!!
初めての マスコット作り。「ブランケットステッチ」という縫い方にも初チャレンジ。ひと目ひと目 丁寧に縫っていく、根気のいる創作ですが、そうやって自分自身との絆作りもしているような印象を受けます。
以前、ある方にお聞きしたのですが、今のように 新生児の産着が市販されていなくて、妊娠中に赤ちゃんの産着を針仕事で作っていた頃のこと。
年長の方に創り方を習いながら、これからの生き方を教えていただくことがあったそうです。
「これから、思い通りにならなくて、
イライラすることも、悔しいことも、悲しいこともあるだろうけれど、
こうやって 針仕事をしながら、気持ちを静めるのよ…」と。
気持ちの発散の方法は、こうやって集中することでもできるんですね。
オリジナルゲームの 新しいステージのボス。
カニの手や目、また上へ伸びた旗が、アンテナを張って、よく見て、情報をキャッチしていくよという気持ちが表れているように思います。
手でこねて、足でこねて、お尻の下に敷いてみて(こねてみて)・・・。
身体いっぱい、全身を使って、粘土をこねました。
自分はどこまでできるんだろう?という力加減を、体験的に、体感的に感じているように思います。
車輪はどうやってつけたらいいと思う?
ガラガラ 音がする方が、出かける雰囲気が出ていい。
取っ手は、どうやってつける? ちょうどいい太さのがないよ…。
鍵みたいなのも つけたい・・・
オリジナルカバンのイメージがどんどん広がり、それを実際に創ってみるにはどうしたらいいか? 一緒に考えながら、創りました。
新しい世界へ、旅をしに行きたい、ステップアップしたい気持ちが伝わってくるようです。
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