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創作が 次から次へと

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穏やか秋の日。

我が家の庭には、季節外れの睡蓮が咲いていました。

アトリエの子どもたちの中には、アトリエに来るときに、自分で画材も準備し、創るものも決めて、意気揚々とやってくるときがあります。

けれど、いざアトリエが始まると、それを作らずに、次から次へと違うことを創り始めるのは、よく見られることです。

その時々によって、子どもの状態や環境(学校やご家庭での生活など)が違うので、方程式のように言うことはできませんが、自由に表現できる場に来ると、子どもたちは、本当にその瞬間、その瞬間、自分にとって必要なこと、自分にとって意味のあることをやるのだなぁと、思います。

それは、こころのケアだったり、能力を伸ばす行為だったりします。

その姿をアトリエで何回も見るたびに、子どもたちへの信頼感が、子どもたちの成長しようとする力への信頼感が、ますます強くなります。

先日も、アトリエに3年くらい通ってきてくれているAくんの創作に、それを再び感じました。

自分で準備した画材で創ろうと決めたものも創作中途のまま、あっちやったり、こっちやったりと、ぐるぐるしていました。

でもそのうち、色や画材の効果により、だんだんとこころのエネルギー度が調節されてきたのでしょう。集中して作品を作り始めました。

そして、アトリエ時間内に創りきれなかった部分は、お家で続きをすることにしました。

最初から、集中して作れば、アトリエ時間内にできたのに!と、大人は思うでしょう。

でも、この集中する前の、あちこちやることが、とても大事なのです。

大人から見れば大したことなくても、感受性豊かな子どもたちから見れば、毎日大事件の連続です。1日の中でも、何回も感動したり、興奮したり、ショックを受けたりしています。

そのままの こころのテンションでは、とても落ち着いて集中して創作したり、勉強したりということはできないのも肯けます。

どうすれば、そのテンションを、ちょうどいいところに持って行けるのかは、子ども自身が知っています。

アートは、五感を使いますので、DSなどのゲームでストレス発散するより、全身を使って、とてもバランス良く、こころのエネルギー度を自然に調節することができます。

そのためには、自由に表現できる場が、本当に大切です。

さきほどのAくんのご家族は、アトリエにとてもご理解があって、ご家庭にも、アトリエスペースがあります。

狭くても、自由に創作できるスペースがあると、子どものこころと能力の成長にとても役立つことと思います。

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