動き出すのを 待つ
「色彩」って本当に不思議です。
「色彩」に触れたり、表現することで、
すぐに気持ちに変化が表れる人もいれば、
「色を塗ったけど・・・、それで?」と、
その時変化に気づけなくても、それをしたことで、気がつけば早く抜けていたということもあります。
ぼんやり、窓の外の新緑の緑を眺めていたら、浮かんできたことがありました。
私の娘がアトピーだったおかげで、薬に頼らない手当法も勉強しました。
春の新芽は、冬の鈍った身体を刺激して、溜まった毒素を外に出すということなども学びました。
また、指圧や温熱療法などの、民間療法にも触れました。
いっぱいいろんなやり方があって、一つのツールだけで、こんなにもさまざまな考えが生まれ、それによって、さまざまなやり方が生まれるのか!と、感嘆した覚えがあります。
そのなかで、とても こころに残ったやり方があります。
それは、「やりすぎない」ということです。
指圧も、グイグイ押しすぎない。
(確かに、もみ返しは辛いですね…)
温熱療法も、あったまるまで やりすぎない。
ちょっと刺激して、本人の自然治癒力が動きだすのを待つ。
というスタンスなのです。
ここからヒントを得て「色彩」を考えるのなら、
「色彩」は、
こころのままに ぬることで
自分に必要な刺激を与えること
(どのくらいの刺激がいいかは、自分のこころが知っている)。
そして
こころの 自然治癒力が動き出すのを待つことでも
あるのかもしれません。
私は、意外とせっかちなので、
「色彩」を使うことで、すぐに効果を期待しがち。
でも、すぐに効果が表れないということは、
自分のこころにある色を表現することで、
こころの自然治癒力が刺激され、
自分なりのタイミングとテンポで
自分自身 自ら
動き出すのを待っているのだとしたら、
そういう 自分の こころの 再生力を
信じて
「色彩」と遊びながら
待っていたいと思います。
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コメント
待つって・・・
簡単なようで難しいのよね
投稿: ほっこり | 2011年5月 2日 (月) 09:07
◆ほっこりちゃん
そうなんですよね…
投稿: プレモワンモ | 2011年5月 2日 (月) 09:32
※一部、不明瞭なところがあったので、
文章を訂正しました。
趣旨は変わりありません。
投稿: プレモワンモ | 2011年5月 2日 (月) 09:33