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絵を描き始めた頃

娘が、お座りが出来始めたある日のこと。

機嫌良くお喋りしているけど(何を喋っているかはよくわかりません)何をしているのかな?と家事の手を休めると、

なんと、冷蔵庫にいたずら書きをしているじゃ、ありませんか!

ぎょっ   としましたが、

彼女の手の届くところにペンを置いておく私も悪いし、彼女の<生死に関わるような危険>は無かったので、「わーーーーっ」と怒鳴りたいところを、ちょっと待って、しばらく観察することにしました。

ちょうど、お座りした高さで、描きやすい位置に、冷蔵庫の扉があること。

娘は、体力があまり無い 赤ちゃんだったので、一度お気に入りの場所が見つかると、そこでじっと座りこんで、長い間遊べる状況だったこと。

また、使っているペンは、ホワイトボードに使うペンで、力があまりない娘には、柔らかくて、とても描きやすいこと。そして後で水拭すれば、ほぼ完璧に落ちること。

その頃、私が、子連れでいけるアトピーの料理教室に通い始めて、ノートを取るために、ペンを使っていたので、真似をしているのだろうこと。

などを、総合して、そのまま、その冷蔵庫の扉を、彼女の毎日のキャンバスにしようと、私は決断しました。

部屋中を好きなようにさせるのは、とても大変ですので、一箇所だけ「ここは良いよ」というスペースを作り、他に描きそうな雰囲気だったら、すぐに「ダメ」とも言わずに、「お絵かきはこっちだよ」と連れて行きました。しばらく一緒にいると、集中し始めます。

くれぐれも「こっちや、あっちは、絶対描いちゃダメ!」なんて言わないように!

子どもの言葉の文法理解のなかに、否定形(not)はありません。

「Don’t draw here.」は

「Do draw here.」ですので、お気をつけ下さい!

アトリエをしていても、そのことを実感します。

娘が赤ちゃんの頃は、まだアトリエに出逢っていなかったので、子どもの描く絵にこころが表れるなんて、思ってもいなくて、捨ててしまったのは、もったいなかったなぁと思います。

今、アトリエにきてくださっている会員さんのなかには、こんなふうに、自由にいつでもお絵かきできるスペースが確保されているご家庭も多いです。すると、日ごろ、自由にお絵描きしているので、お絵描き欲求はもちろんのこと、こころも満たされているのでしょう。

他のお宅ではもちろんのこと、アトリエでも、やたらめったら、あちこちに描くことはしません。また、描いてしまったとしても、「こっちに描こうね。」と伝えると、すぐに理解するようです。 

また、娘は、私の手帳に描きたがる時期がありました。それで、広告の裏白の紙で手作りノートを創り、私の手帳に描きたがったら、その「手作りノート」を渡しました。それでも手帳にこだわる場合は、絶対手帳には描かせませんでした。手帳にいろいろ描かれては、私が困るからです。だからそのことは妥協はしません。

<「ダメ」と言って、永遠に我慢させてはいけない>という言葉に、ある本で出逢ってから、その「行為」は<ダメ>だけど、気持ちは満たすような工夫をしました。

例えば、私もしばらくの間、娘と同じ「手作りノート」を娘の前で使うようにしました。たぶん「一緒」がよくて、「一緒」をやりたいだけだったと思うんです。

また他の例ですと、お座り出来始めた頃から1歳すぎくらいまで、なんでもかんでも棒で叩くようになります。なんでもかんでも叩かれると、実際困りますから、その「行為」は止めますが、その代わり、その「叩きたい」という成長する上での欲求を満たすような工夫をします。例えば、叩いても良いおもちゃを渡す。太鼓や、トンカチなどのおもちゃで、楽しく遊びながら欲求を満たしてあげます。欲求が満たされれば、こころも落ち着きます。欲求を認めてもらえたということは、自己肯定感へつながりますし、親への信頼感も深まると思います。

こうやって、試行錯誤を重ね、失敗を繰り返しながら、私も体験して、今も娘に学びながら、「自由」と「放任」の違いの理解が、少しずつ深まっているように思います。

しかし、子育てって、常に、小さいことも大きいことも、選択、決断を迫られますね! マニュアル世代の私には、正解がひとつじゃなくて「○」「×」でも答えが出ないものと、毎日過ごすのは、カルチャーショックの連続です。

そして、これだけ、価値観が多様な社会になって、自分が育った時と同じように子育て出来なくなっていること。ということは、自分が育ってきた時と違う選択をする場合が増えてきているのです。その選択をすることによって、未知なるものに出逢うわけですから、前例が無いだけに、不安になったり、心配になったり、迷ったり、、、。

それを、全部、母親ひとりに任せてしまうのは、負担が大きいです。

前例のない、その子とその両親との、世界にひとつしかない子育てを、一緒に考え、応援し、サポートしてくれるツールのひとつが、「色はこころの言葉」である「色彩」だと思います。

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