自分と出逢う作業
アトリエで、表現している子どもたちを、
もっとわかるようになりたい。
子どもを「ひとりの表現者」としてとらえ、私自身も「表現者」としての立場にたち、色彩とは別の角度からも、「表現することって、どういうことだろう?」と勉強をしていたことがあります。
歌、歌語り、ミニ演劇、日本音階による歌作りなどを経て、最後は「人前で話すなんてとんでもない! 歌えない、踊れない」と自称する方々と一緒に、創作ミュージカルをしました。
表現が、生まれてくる瞬間。
その人の 内的衝動が
ぽっ
と 生まれてくる瞬間。
何回、その瞬間に立ち会ったことでしょう。
その人自身が表れてくるまで、
あるいは、私自身が表れてくるまで
何回も試行錯誤を重ね、
体感し、
くり返し、
その瞬間が訪れる…。
そのプロセスを体験したことは、アトリエの活動をするうえで役立っています。
作品(形)になるには、時間がかかることもある
そして、一見何もしていないかのように見える、その時間こそ、画材や試行錯誤を通して、自分自身と出逢っている、大事な大事な作業なのだと 信じて待てるようになりました。
どのくらい時間がかかるかも、個人差があって、それも本人に任せるのが一番良いということ。絶妙なタイミングで、表れてくることを信じて待てるようになりました。
とはいえ、自分の娘や、自分自身には、信じられなかったり、待てなかったりすることもあります
そういう「待てない私」も、自分の娘や自分自身という「画材」にあたるようなものを通して、自分自身と出逢っている、自分自身を感じている、という「自分という存在」の根っこ育ての大事な作業をしているのだと、「もうひとりの私」は観てあげたい…と思うこの頃です。
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