エミリーさんの絵 2
昨日の記事で、エミリーさんの絵をみて想像してみたことを いくつか書きましたが、それはすべて、自分のこころのなかを 鏡のように 映し出しているもの とも 言えます。
血圧を 計るのと一緒で、今日のこころの状態、身体の状態によって、同じ絵でも 惹かれるところが 変わってくるし、それに伴って、私のなかから 引き出されてくるもの(想像するもの)も 変わってきます。
それは、人それぞれなので、どれが良いとか悪いとか、どれが正しいとか間違いとかはないのですね。。。
では、なぜ、エミリーさんの絵に、こんなに こころ動かされるのか…?
エミリーさんは、「故郷アルハルクラを称える絵」を 描いていると、顕在意識では思っているし、そのように 人にも伝えていたと思います。それならば、私には、アルハルクラを称えるエミリーさんの気持ちだけが伝わってきても 良さそうですが、全然違う 自分の内面も見せられてしまいます。
絵の変化から、私が感じたことは、伝統的な模様や表現方法をなぞる絵の描き方から、アクリル絵の具に出会うことで、色数が増えたり、こころにフィットする色を作り出したりできるようになっていったのではないか。。。?
そして、より こころのままに 純粋なこころのままに、絵を描くようになったのではないか?ということです。
だから、「こころの鏡の絵」としての 作用が生じたのではないかと思います。
それは、アトリエの子どもたちの姿にも 重なるところがあります。
子どもの絵には、無意識が表れやすいと 考えますが、子どものこころの無意識が表れるのと同時に、自分自身の無意識も、そこに引き出されるのだと思います。だから、無意識が動かされたことによって、「なんだか、わからないけれど、感動する」ってことになるのだと思います。
エミリーさんの絵は、私に古い価値観を打ち砕くだけでなく、今の私にとって必要な、こころのなかにある、こころの能力を引き出し、また 新たな視点をもたらすものでも あります。
やっぱり エミリーさんの絵を ナマで 直に また 観たいなぁ~
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