2010年2月
子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その2
1.いちばん大切なのは、子どもの創造性。
だから、なにをつくるのも自由。
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アトリエでは、つくるものは、子ども自身が決めます。
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「○○をつくりたい!」「○○をやりたい!」という、子どもの心の底から、湧きあがってくる気持ちが大事。
すると、その子にとって、今、一番必要なこと、たとえば、心のケア(セルフケア)なのか、能力を伸ばしたいときなのか、など、あれこれ大人が言わなくても、やり始めます。子どもは、今、自分に必要なことを、無意識の内に知っているようです。
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そして自然と、やる気、元気がでてきて、自主性、集中力がついてくるようです。
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では、大人は、どんなふうに見守ったらいいのか?ということについて。
実際、子どもの”好き”に任せて見ると、大人の目から見て、「とんでもない!」ということを始めたりするものです。
そうすると、「やっぱり」と思って途端に止めたくなるのですが、ちょっと待ってくださいね。本人と周りの人の危険にならないように、環境を整え、やらせてあげることが大事だと思います。
たとえば、テーブルをバンバン棒で叩き始めたとします。お友達も叩きそうな勢いです。それは危険ですので、やめさせます。やめさせられても、「叩きたい」という欲求は残っていますので、これを満たす工夫が、その後必要です。
子どもの年齢に合わせて、風船を紐でぶら下げて叩いてみる(ジャンプしたり、風船の動きがおもしろいです)、段バール箱で太鼓を作って叩いてみる。とんかちと釘で工作してみる。など、いろいろ工夫することができます。
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ちょっと想像してみると、”叩く”という行為は、その昔、お米を稲穂から落とすときに叩いたり、木の枝から木の実を落とすときに枝を叩いたりなど、生活の一部で使うことが多く、生きていくために必須な運動でもあり、発達させておきたい運動でもあったのではないかと思います。それが現代社会、あまり必要とされなくても、まだDNAの、プログラムにそれが残っている・・・とも思えてきませんか?
そういう、新たな視点が加わると、困ったように見える行動も意味を帯びてきて、楽しめるようになって来ると思います。私は、活動していて、今すぐにわからなくても、あとであのことは、このためだったんだということが何回かあり、子どものすることには意味がある、と、だんだんと実感してきています。
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それから、アトリエでも、床や壁に、汚れてもいいように、ビニールシートを貼ったりして、しっかり養生しています。また、服装も汚れてもいいものを、子どもはもちろんのこと、大人も身につけています。子どもが、喜びを分かち合いたくて、抱きついてきても、しっかり抱きしめ、一緒に喜びたいので!
また、他の子の創作の邪魔にならないように、それぞれの場所の確保や提案をしていきます。
(続く)
子どものアトリエ アートランドの5つの特色 その1
子どものアトリエ アートランドについて
特徴的な 5つのこと
子どものアトリエ アートランドのHP(http://www.art-land.jp/)にも掲載されていますが、アートランドには、他にはない「5つの特徴」があります。
1 いちばん大切なのは、子どもの創造性。
だから、なにをつくるのも自由。
2 いろいろな画材がそろっているから、
好きなものが選べる。
3 インストラクターは、
子どもが安心して創作ができるようサポート。
4 絵を描いたり工作をすることには、
アートセラピーの効果が。
心を安定させると同時に知的能力がどんどん伸びる!
5 作品ができると、色使いから
子どもの心の状態や才能をキャッチ。
ご家族に子育てのアドバイスをします。
安全で、安心して 自由に表現できる場があると、子どもたちは、どんどん自分の必要なことを見つけて、やりたいことを見つけて、自分の心のケアや能力を伸ばしていきます。
実際、活動すればするほどに、そのことを実感します。子どもたちがもともと持っている能力のすごさに感動します。
手紙の日
今日は、記念すべき 平成22年2月22日。
ニャンニャンの日なんですね~
”山・家事”の合間をぬって、手紙を書いていました。
便箋に書いて、封筒に宛名を書き、切手を貼って、投函する。
人の手から手へと、手紙が移動し、先方のポストへ。
時間も手間もかかりますが、手書きの手紙もいいものですね
福寿草
自宅への帰り道、昨日も歩いた同じ道。
ハッとして、振り向くと、福寿草が咲いていました。
子どもの頃、雪の合間から花を咲かせる福寿草を、
自宅の小さな小さな花壇に見つけて、とても感動した覚えがあります。
ちょっと落ち込むことの多かったこの頃。
福寿草を眺めているうちに、
ふっと あったかい エールのようなものを感じました。
そして、今日お逢いした方たちへの幸せと、このブログを読んでくださっているあなたの幸せと、さまざまにご縁のつながる方々へも あったかい気持ちが駆け巡り、その気持ちを届けたくて、思わずカメラを向けてしまいました。
花言葉は、「永久の幸福、思い出、幸福を招く、祝福」だそうです。
今年は、梅の花をゆっくり堪能する機会がなかなかありません…と思っていたのですが、
(下ばかり向いて歩いていたのかなぁ・・・ )
見上げたら、いっぱい咲いてました
小さい春が いっぱい
アトリエからの帰り道。
今日も、子どもたちの姿と、付き添いで来てくださったお父さま達の愛情いっぱいのご様子を思い返しながら、幸せ気分で歩いていたら、ふと道端の草に目が行きました。
かわいい! ふきのとう…。2センチくらいの大きさです。
なんという花の新芽なのでしょうか? 赤ちゃんの手がお陽さまに向かって、広げているようです。
玄関の手前の花壇に、いつのまにか クロッカスが咲いていて、ビックリ!
ついでに、家の周りを一周すると、小鳥さんが、バタバタ飛んでいきました
我が家の庭も、また雑草が生い茂る季節になります。今年はどんな草が生えてくるのやら…。
もう少ししたら、「なんちゃってビオトープ」の池にめだかを放そうと思います。
は~るよ、来い♪
は~やく、来い♪
2010 末永蒼生 出版記念講演会
アトリエで使っている「末永メソッド」。
末永蒼生先生の、40年にわたる、研究と実績を重ねてきたことに基づいて築かれたものです。
その末永先生が、
10年ぶりに子ども向けの本
『絵が伝える子どもの心とSOS』(2月25日発売)が
講談社より出版されることになりました。
<本の紹介>
http://www.heart-color.com/archives/2010/02/225.html
それを記念して、東京、福岡、名古屋、盛岡にて、講演会を行います。
<講演会 日程・時間・場所・参加費など>
http://www.heart-color.com/archives/2010/02/4.html
末永蒼生 出版記念講演会
『色が語る生命のメッセージ』
~子どもの心育て・大人の幸福探し…
そのヒントは絵の中に~
東京では、3月22日(月・祝日)13:30~15:30 渋谷シダックスホール
参加費・一般 3000円(税込)、
「アート&セラピー色彩心理協会」会員 2000円(税込)
お申込方法:メールまたはお電話にて、(株)ハート&カラーまで
一般チケットは、オンラインでも購入できます。
電話 03-5454-7810
メール info@heart-color.com
オンライン http://heart-color.shop-pro.jp/
ネコヤナギから ネコちゃんへ
ネコヤナギ ↑
山のような家事と(略して”山家事”)と、山のような仕事を横目に、寒い寒いなか、近くの公園へ行ってきました。
そこは、小さな山のようなところで、お気に入りの公園です。
今日は新しい山道を発見!
途中から急斜面の道になっていて、道がぬかるんでいたので、断念。次回は最後まで歩いてみようと思います。
その公園への道すがら、小さな春を見つけました。
一面、冬景色の公園も、近くによって、よーくよーく見てみると、ここにも小さな春が、待ちきれなくなっています。
あ~、だけど、とっても 寒い …
行きに通ったときは、お尻を向けていた ネコちゃん
帰り道に写真を撮っていたら、近くを通った方が声をかけて来てくれました。つい最近、近所に越して来られたそうで、この公園で”ネコに優しい人”(私のことだそうです)に初めて会ったとのこと。
自然を在来種のまま残そうとしている公園なので、外来種には厳しいのですね…。そんな厳しさが、公園に関わる人たちにも影響しているのでしょうか?
その方いわく、以前住んでいたところでは、公園へ行くと、誰しもが、笑顔であいさつをしあって、公園を訪れた人たちは、みんな家族のように心が暖かかったそうです。
でも、コチラの公園では、そういう心の交流もないし、ネコに対しても、目くじらたてる人が多いとのこと。
「今日は、あなたに逢えて、久しぶりに公園で、心があったかくなったわ~」と別れ際に伝えてくださいました。
いえいえ、こちらこそ
・
すると、ネコちゃんが、私の方に歩いてきて、身体をスリスリ…。
全部 会話を聞いていたわね、ネコちゃん
いつのまにか 3匹のネコに囲まれ、ぬくぬく温まりました。
千羽鶴に乗って
なにが あっても
どんなことが あっても
どんな気持ちを抱いていても
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あなたを
愛している
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日は、弟の13回忌。
亡くなってからの年月を、やっと数えられるようになった、私の時が 流れ始めました。
弟のことも、両親のことも、そして叔母や祖母のことも、愛しています。
悲しみがあまりに大きくて、見えなくなってしまっていたけれど…。
深く 愛していることに、
今日、気づきました。
・
娘は、今日のために、千羽鶴を折ってくれました。
一緒になって折ってくれた学校のお友だちや大目に見てくださった先生方にも、感謝します。本当にありがとう。
・
そして
こんな ナヨナヨな私を、支えてくださった、たくさんの 大切な大切なあなたにも、こころからお礼を。
本当にありがとうございます。
弟が、そばで、微笑んでくれているように感じます。
あなたは、わたしの 宝物です。
色を使う。。。そして眠る。。。
光が 強くなると
闇の部分も よく見えるようになるのだろうか。
3日間の聴講を終え、
感動し、こころが振るえた分、
いろいろな こころのなかの 塊もほどけて、
隠していたもの、埋もれていたものが
このタイミングで
姿を現し、主張を始める。
・
ネガティブな感情であっても、
自分も含めて、だれも傷つけず、
安心して、吐き出せる。
・
そして新たなものを 自ら 自分に、
心地よく 与える。
・
絵を描く。色を使う。
そして、眠る。。。
また、絵を描く。色を塗る。
そして、眠る。。。
。。。
今日は、基礎コースの聴講があり、幸いなことに、また色彩ワークをすることができました。聴講へ行く前に、朝 描いた絵と、ワーク中の絵。ほんのちょっとの小さな絵なのだけれど、描き終わると、眠たくなってしまう。
子どもたちも、アトリエで、こころと身体、全部を使って、全身全霊で創作しています。アトリエのあとは、眠くなったり、お腹空いたりします。
そんな、子どもたちの様子を、身を持って、私自身も体験した、今日の出来事でした。
聴講2日目
今日も思いました。「色彩」の世界は、深いです。
聴講していると、受講されている方たちと講師の熱気で、心と身体と、会場が熱く(暑く)なりますが、私の目頭も熱くなります。
何回も同じ子どもの事例の話を聞きますが、毎回子どもたちのなかにある、自ら成長しようとする力のすばらしさに感動します。実際にアトリエの場を持って活動してから、さらに感動が深まります。そして、毎回聞くたびに、新たな気づきがあり、私も成長させてもらいます。
最近、私は、相反する感情と、そのバランスについて興味があります。自分の着ている洋服が、性質の違う色相同志(赤と青、黄色と青など)の組合わせが多いことに気づき、これは私の心理状況を良く表しているのではないかと思っているのです。
出たり引っ込んだりのバランスを、ちょうどよくとっているともとれるし、相反する感情が同居して、それがまた大きなパワーを生み出しているともとれるし、葛藤している状況ととることもできます。
こういうことに興味がある、今の私が、以前学んだ子どもの事例の話を聞くと、また新たな視点から、気づきが起こってくるのです。
そして再び自分を振り返ると、まだ言語化されていない、心の深い感情が、またひとつ浮き上がり、次の自分にとってのテーマ性が見えてきます。
こうやって、子どもの作品と自分とを行ったり来たりしながら、自分の既成概念を意識化し、それから自由になることで、より子どもたちの作品から読み取る内容が、深まっていくようです。
そして、それをアトリエの最大の特徴である、心理的・物理的に自由な環境の場づくりへと役立てています。
人はいつからでもまた育ち直し、やり直しができるのだと、8年前も大きな希望を持ちましたが、今日もふたたび、同じ希望を、さらに大きな感動とともに味わっているところです。
聴講1日目
今日から3日間、「色彩学校」にて聴講を受けています。
今回は、8年前に受講した「チャイルドアートカウンセラーコース」です。また初心に戻って、再び学びなおしていると、またまたいろいろと気づくことがあり、「色彩」の奥深さに感動した1日でした。
今日も、これから明日のカリキュラムで使う内容の、宿題をやります。
聴講して、いろいろ思ったことを、またあらためて、書きたいと思います。
色のアトリエ
立春の朝です。
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さて、同じ提携アトリエの主催者仲間も参加して、京都を中心に、「誰もが自由に色を楽しむ時間を提供するボランティアグループ」として活動している仲間の紹介です!
「色のアトリエ」
今日も京都の子育てフォーラムにて、「お母さんのための色彩セラピー」の講演活動を行っています。
また、2月16日にはR中学校にて、ワークショップを行います。
その他、さまざまな活動をしていますので、どうぞ のぞいて見てください!
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「色はこころの言葉」―――
「色彩」によって、心が、気持ちが解放されていく…。誰にもそんな、セルフケアする力(自己回復力)があるという考えのもと、安全で安心して自由表現する場を提供しています。
近くに、そういう場が無くても、一人でいても、紙とクレヨンさえあれば、いつでもでき、いろをただ塗りつけるだけでも、セルフケアできます。ぜひぜひ、「色彩」を暮らしのなかにお役立てくださいね。
解けて 輝く
形が、
存在が、
消えゆきつつも
輝きを 失わない。
四肢の細胞の記憶となって、
いつの日か、
また 創造の花となる。
・
私が いま、いろんなことができるのも、もう記憶には残っていないけれど、 子どもの頃の、いろんな体験が、身体に残っているからだと思います。
「創造」とは、「思い出すこと」と 同じ脳の動きをすると、茂木健一郎さんが、テレビで話しているのを思いだしました。
数え切れないほど多くの、先人たちの積み重ねが、私たちの身体(DNA)に刻まれていて、それが醗酵して、新しい創造へとつながっていく。
今日の、この小さな雪解け水も、子どもたちの 小さな創作も、明日の大きなものへとつながっていると思うと、とてもいとおしく感じます。
ゼロになる
春を迎える前の、大掃除のような 白い世界。
私には、なにも訴えず、
ただただ 沈黙の 景色です。
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歯科医の治療台に座っていたら、映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」が、インステュルメントで流れてきました。
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えっと、歌詞はなんだっけ? と思い出そうとしても思い出せない。そのうち「ゼロになる からだ」という言葉だけ、浮かんできました。
・
そうか。
今日は、ゼロになる日。
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さっそく帰宅してから、歌詞を 読んでみました。
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ゼロになる からだが
耳を澄ませ、
ゼロになる からだを
何で 満たしているのか
よく 聴く日。
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行き帰りの(生き返り)の電車のなか、
すべての光の色が 溶け込んだ
「白」い世界のなか、
宝石のような 詩のことばに
出逢った日。
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