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カントリーウォーク (その1)

ひとりで散歩に出かけ、迷子になる」ことが、楽しいと思えるようになるには、きっかけがありました。

それは、「2009.11.16 庭にて(その1)」で紹介した安曇野の『舎爐夢ヒュッテ』にて、以前行われていた「カントリーウォーク」です。

カントリーウィークとは、観光地のような特別な場所や、登山のように決まったルートをあるいたりはしません。 ありふれた、どこにでもあるような、ふつうの場所を歩きます。

参加した時は、スタート地点とゴール地点と、集合時間とゴール到達時間が決められているだけで、参考になる地図が配られるだけで、あとは5人くらいの少人数のグループに分かれて、各自好きな道を通って、好きなところを歩くというものでした。

スタートとゴールは、効率良くまっすぐに行けば、20分もしないようなところです。でも、寄り道や道草(どちらも同じ?)をしたり、畑仕事している人に声をかけたり、花や風景をスケッチしたり、収穫の終わった田んぼのあぜ道を田んぼや畑に入らないように気をつけながら歩かせてもらったり、2~3時間かけて歩くのです。

現代人の普通の感覚からすれば、まさに正反対のこと。効率や生産性、分析や論理的ではまったくなく、「無駄」と思われる行動を、わざわざ楽しんでやるのです。

初めて参加した時は、ちょうど今より2週間くらい前の季節でした。カントリー・ウォーカーの山浦正昭さん(通称 やまさん)と一緒に、カントリーウォークしました。

アスファルトの道では全然歩かない娘は、土の道だと良く歩きます。特に、草が生えていたり、ちょっと斜面になっていると、喜んで歩きます。

古き良きもの、美しい風物に出会うと「ああ~、良いですねぇ~。日本の故郷ですね~」とやまさんが言う。(お、これが日本の故郷か…)と思いながら、古い納屋のような建物と、すっかり葉っぱが落ちて、実だけになった柿の木を、記憶のなかにインプットします。すると、おもむろに『ふるさと』や『もみじ』を歌いだすご婦人方。「いいですねぇ~」とやまさんもしみじみ。まったくこういう雰囲気についていけない私。。。でした。

そして、夫と娘は何をしているかと思いきや、あっちのほうの急斜面で上ったり下りたり遊んでいるではないか… 

歩きながらのおしゃべりは、ほとんどやまさんの親父ギャクの連発です。でも、野の道で聞く親父ギャグは、ほのぼのしていて、思わず笑ってしまいます。

ゴール地点は山の上の方にあったので、最後の方は、長い急な坂道を上がることになり、気遣って声をかけてくれるやまさんに応えることもできず、黙々と歩きました。すっかり疲れて眠ってしまった娘を負ぶって歩く私の上に、その冬、最初の雪が降ってきました。

この1日の体験のなにが・・・と言葉にすることはできません。ただただ、すべてにおいてカルチャーショックで、すっかりカントリーウォークに魅せられてしまいました。そして、次のシーズン、春から月1回行われる、カントリウォークに参加することに決めたのでした。

(続く)

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