待降節
夜になって、雨が降ってきました。
雨の音を聞きながら、バス停で「メイ」を負ぶった「さつき」が、「トトロ」に傘を貸すシーンを思い出しました。先日、トトロがいそうなドングリの葉っぱを見つけたからです。
玉川上水の、あのドングリの樹も、どうしているかな・・・。
今日から待降節(アドヴェント)が始まりました。
街はクリスマスやお正月を待ち望むイルミネーションなどで、華やか…。 その反対に、私の心の中は、天体と重なって、どんどん静まっていきます。
無宗教の私でさえ、冬至の行事とも重なって、この季節はとても感じるものが多くあります。
自分の誕生日(ちょうど1ヵ月後です)もあるし、お正月に向けて、大掃除や新年の準備、元旦を迎えるといっせいにみんながひとつ歳をとる「数え年」の風習や、節分などを通して、生と死、光と闇のテーマを、ひとつひとつに行事の中で繰り返し、何回も体験するような感じがします。
そして私には、実弟の誕生日と命日である2月11日というのもあります。それを越えると、やっと新しい年の自分に出逢うことが多いです。今回は13回忌です。まだまだ複雑な想いがたくさんありますが、時間がやさしく変容を起こしてくれています。
時間はありがたいです。
どなたかのお話を聞いているときに、「静かに静かに思うことで、深く伝わる」という言葉を聴きました。「静かに静かに(大切な人を)思う」には、ピッタリの季節。
それもまた良し!!
だけど、せっかくのクリスマスやお正月ですから、カードや年賀状、詩を贈ったり、歌や演奏を贈ったり、絵を贈ったり…と表現して、お互いに伝えあうチャンス…。これらのことは、生きている「今」しかできないことなんだよなぁ~。
どちらの過ごし方であっても、
豊かで幸せな時間でありますように
| 固定リンク
「センスオブワンダー」カテゴリの記事
- 「はちもん」=八王子ものづくりコンテストの最終審査に(2017.09.08)
- 「草間彌生」観てきました。(2012.08.26)
- 残暑お見舞い申し上げます in 2012(2012.08.16)
- 新緑の小さな旅 2(2012.05.18)
- 新緑の小さな旅 1(2012.05.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント