お母さん、大好きだよ。ありがとう。
前回の記事を読むと、子どもにかかりきりで、ママは仕事が出来ないじゃないか…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
山西先生の著書を読んだり、相談所で他の方へのアドバイスを聞いたりしていると、働くママをとっても応援しています。一組、ひと組、それぞれの親と子の様子や状況をしっかり見たうえでの、アドバイスなのだなぁといつも感じていました。本当に、親も子も同じように、ひとりひとりを大事にされていました。
20分間隔授乳を始めた頃、教えていただいたことを元に自分なりに考え、私の場合は、こんな感じで1時間が過ぎていきました。
15分…抱っこしながら家事をする
(おんぶは娘が嫌がりひどく泣きました)
5分…授乳
15分…おむつ交換
(寝かすと不安のためか泣き叫び、
顔をかきむしって血だらけになる)
5分…授乳
15分…肌の手当て
5分…授乳
15分…抱っこしながら○○をする…
おしっこの間隔が1時間くらいと短く、紙おむつだとまっ赤にかぶれたため布オムツにし、異常に薬嫌いだった私は、ステロイド剤はもちろんのこと他の薬を一切使わなかったし、娘も何かを肌に塗ることは嫌がっていました。
なので、手間がかかること、このうえない。
決して誰にもお勧めできません。
その頃は必死だったんですね。もうちょっと周りを見渡してもいいのに…と今の私なら思います。
でも、良いこともありました。その後がとてもシンプルになったのです。
なぜ、鼻がたれているのか、咳をするのか、熱が出るのか、湿疹が出るのか、顔色が悪いのか、その因果関係がシンプルに見えるようになり、食べ物をちょっと気をつけたり、簡単な「おばあちゃんの智恵」みたいな手当てで、すぐ良くなるのです。
自分の手で、自分の出来ることで、娘の身体の手当てが出来るようになってくると、心の余裕が生まれ、娘と私との関係も少しずつよくなっていったように思います。
また、健康な肌でツルツルになっていなくても、湿疹が出ていたり、カサカサしていても、それを悪いことだと思わなくなり、あまり自分を責めなくなりました。いろんな症状が私にいろんなことを教えてくれる、ありがたいサインのように思えてきたのです。
そのうち症状がでてくるとまたひとつ身体が丈夫になる、大きくなると思えるときもあって、応援したくなってきます。手当てしている最中に、頑張れよ~と自然に言葉が出てくるときもありました。(疲れてくると、無言でただこなす感じでしたけれどね)
でも傍から見ると、娘は身体が弱く、私は神経質な母親と見えていたと思います だけど、病名がつくような病気は、生後6ヶ月のときに水疱瘡になった以来、小学4年生のときに中耳炎になるまで、まったく無く、インフルエンザにも罹らず、おかげさまで病気知らず、病院知らずでこれました。これは本当にありがたいことです。その後自分の手が届かない、自分ではどうしようもないというような病気を抱えた赤ちゃんのお母さんに出逢いましたが、その方は直接赤ちゃんに触れての手当てはできなくても、今、自分が出来ることを精いっぱいされていて、尊いなぁと思いました。
理想は、肌身離さず、スキンシップを充分とって、優しい母性あふれたお母さん…なんてことでしょうが、そんな完璧なお母さんなんて…私は…無理、無理…。
自分なりに自分に出来る精いっぱいで日々頑張っているお母さんたちに、子どもたちに代わって伝えたいです。
お母さん、大好きだよ。ありがとう
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