自分にできる精いっぱいって?
「自分に出来る精いっぱい」とは何だろうか?とよく考えます。
まだまだ自分に出来ることがあるんじゃないか? もっと○○しないといけないんじゃないか? 良い子に育つように○○をちゃんとしつけなくっちゃ、そのために△△をさせて…と、次から次へといろんなことが浮かびます。
でも、本当に、これらは全部やらなくっちゃいけないんだろうか? それが、「本当に子どものことを考えた」、自分にできる精いっぱいなんだろうか?と自問するのです。
夏にあった色彩フォーラムでの講演のお話の中に、最近「過干渉」が原因で「うつ病」や「うつ状態」になる人が増えてきたと聞きました。
良かれと思ってやっている中身を見直すと、もしかしたら余計なことがあったりして、それを省くだけでも、もっと親子ともに楽になるんじゃないかと思いました。
幸いアトリエでは、子どもたちへの規制が少ないので、親もちょっとのんびりしながら、子どもたちの様子を見ることができます。
普段なら、しつけのために口やかましく言ってしまうようなことでも、言わなくてすむ環境がアトリエです。大人から見ると困ったことですぐ注意したくなることも、ちょっと我慢して黙ってみている(これが結構難しいんですよね)と、子どもは本当のところ、何をやりたかったのか、よく見えてくることがあります。成長のために必要なことは、子ども自身が知っているんだなといつも感動します。よく見えなくて、最後までわからないこともあります。でも、どちらであっても、ちゃんと堪能すると通り過ぎていき、二度としないか、たとえもう一度しても、確認する程度で終わることが多いです。
すると、周りに迷惑がかからない環境を大人が作り出して、そこで子どもを思いっきりさせちゃったほうが、困ったことも良いことも早く抜けていく=成長が早いということに自然に気がつかれていきます。
もちろん、その子なりのテンポがありますので、個人差はあります。このテンポも大事にすることが、小さいうちは必要ですね。
わかっちゃいるけど、忙しいこのご時世、これが一番大人にとって困ることなんだっていう気持ちもよくわかりますよ…。
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コメント
こんにちは~みほです。
元気~??
(コメントが実は苦手な人間なので、遅れまして・・すいません~)
一人っ子の私に母はとにかく過干渉でしたね。結婚したのも、ひたすら母から逃れるためでした~
母が几帳面&しっかり者&専業主婦だったせいもあり、また私がぼけぼけだったせいもあり、(゚ー゚;よけい過干渉になったんだと思われます。
アトリエみたくのびのびと自分を表現できる環境があれば、よかったのにな~と思いますよ~
私は逆に子供に干渉しなさすぎ、ほっときすぎですので、ほどほどがベストですよね。
(ただ、子供たちは私よりは自分の主張はしっかりもっているようですので、ダメ母でもまぁいいかという境地に達しております。)
投稿: みほ | 2009年11月 6日 (金) 11:03
みほちゃん、コメント苦手なのに書き込んでくれて、ありがとう~♪ うれしいです。
そうですね~、子どもの性格にもよって、過干渉しても跳ね返す人もいるだろうし…。
また、親の性格によっても、過干渉になったり、極端にネグレクトになってしまったり…。ホントにケースバイケースで、ひとりひとり違うので難しいところですね。。。
子どもは自分とは違うし、子どもはどんなに小さくても、子ども自身の人生を歩んでいるという意識があると、ずいぶん違ってくるのでしょうね。
みほちゃんの、コメントを読みながら、そんなことを考え、また深まりました。
ありがとう~
また、遊びに来てください。
投稿: プレモワンモ | 2009年11月 6日 (金) 20:07