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アトリエへつながる

娘が生まれてから3ヶ月間、1日中むずかり、機嫌が悪く、泣いてばかりで、私から離れようとしなくて、抱いてばかりの日々。おまけに退院してから毎晩、夜中の12時か1時頃に夜泣きが始まり、だいたい3時間は最低でも泣き続きました。泣き声も普通じゃないのです。激しすぎて、耳にキンキンくるし、頭はクラクラ…娘を壁に投げつけたい衝動を抑え、自分が布団をかぶって泣いていたこともありました。そして娘の声帯にはポリープがいくつも出来てしまいました。

いろんな人に聞きまくり、いろんな本を読みまくり、いろんなことを試してみたのですが、まったく効果なし。

いくら赤ちゃんは泣くのが商売といっても、泣き方が尋常ではありません。それにせっかく生まれてきたのに、泣いてばかりじゃつまらないじゃないですか! 気持ち良いこと、楽しいこともあるよと、格闘していたのですが、朝お茶碗についだ、ごはんに手をつけないまま1日が終わってしまうことがあり、このままではいよいよ危ない…といのちの危機を感じたのでした。

ある日みかねた友人が紹介してくれたのが、母乳育児相談所の山西みな子先生(故人)です。

初めてお逢いしたとき、山西先生は私の顔を見た途端「お母さん、手当てして。」と一言。他の助産師さんに手当てを受けました。それから先生による授乳指導。15分経ったら5分間授乳する。それも左右交互に2往復。

きょとんとする私を促し、さっそく20分間隔授乳の練習です。そして帰り際「来れるだけ、なるべく来なさい。」とまた一言。

20分間隔授乳にカルチャーショックを受けた私は、ボーっとしながら帰宅。もう他に手は無いのだから、とりあえずやってみました。すると、あんなに寝かしつけるのが大変だった娘が、いとも簡単に、コテン!と寝てしまうではないですか…! このやり方なんだ!と納得がいきました。

それ以来、3歳半(個人差あり)の卒乳まで、このやり方を貫きました。最初は時計と睨めっこです。そのうち娘のほうが間隔を覚えてくれ、時計から解放。そしてその後は娘が必要としている間隔で授乳しました。

相談所へ行くたびに、先生は「わたし流の子育て」をするための、ヒントやコツをいろいろと教えてくださいました。先生の著書『もっと自由に母乳育児ーーマニュアルより赤ちゃんとの<対話>を』にも紹介されています。

本当に母乳育児を成功させるために信じてよい<権威ある立場の人><あなたの赤ちゃん>だというのです。

もし母乳育児を妨げるような誤った方法だとしたら、必ず赤ちゃんの側に「ちょっとしたからだの変化」が目立ち、ふと「おかしい」と気づくのだそうです。

私も手探りしながらも、娘を観て、娘に聴く(もちろん言葉はまだ喋れませんから、想像することくらいしか出来ないのですが)ということをしながら日々の生活を過ごしてきて、先生のその言葉は、本当だと思います。

年間約1000人の赤ちゃんが訪れる母乳育児相談所で、「1000人に一人の大変な赤ちゃん」と先生に言われた娘も、今は中学生。彼女の成長を感じるとき、ふと先生のことを思い出すことがあります。きっと今も、空の上から、たくさんの親子を見守ってくださっているのだろうなぁと思います。

そして先生に教えていただいた大切なことが、今の、私のアトリエ活動へとつながっていることにあらためて気づかされました。

山西先生と出逢えたことに、深く感謝して。

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子育て・自分育て」カテゴリの記事

コメント

子どもを育てていると 指標を求めてしまい そこから離れていると不安になったりしている自分に気づきます。

>本当に母乳育児を成功させるために信じてよい<権威ある立場の人>は<あなたの赤ちゃん>だというのです。

この言葉 とても心強いです。
いいお話をどうもありがとうございました。

投稿: たいらっこ | 2009年10月30日 (金) 05:22

こちらこそ、響いて下さったことに、ありがとう

投稿: プレモワンモ | 2009年10月30日 (金) 11:27

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