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講演会「子どもへのまなざし」を聴きに行ってきました。 

近所で、小学校主催の講演会があり行ってきました。

壇上に立たれたお姿を拝見して ビックリ!

大好きな佐々木正美先生でした!

娘が幼稚園のとき、先輩ママから薦められた『エリクソンとの散歩』が、先生の著書との初めての出会いです。それ以来、先生のご本でたくさんのことを学ばせていただき、娘だけでなく、自分自身にも、その「まなざし」を本当に少しずつですが、むけられつつあります。

さて、今日は、特別支援教育に寄せて、「子どもへのまなざし~発達障害を理解して支援する~」というタイトルでお話してくださいました。

「(発達障害の)無理解の支援は、本当に無意味」
「支援よりも、(発達障害のことを)理解してほしい。」
「支援はいらないから、(発達障害のことを)理解してほしい。」

というほどに「理解してほしい」ことが先に来るのです。今は大人になった30代40代の当事者たちの叫びとも言える痛切な声を、まず最初に話してくださり、発達障害についての理解を深めるためのお話が、講演のほとんどの時間をしめていました。

発達障害への無理解のために、支援が方向違いだったこともあるそうです。そのために当事者たちは一層苦しんできたそうです。「忘れることができない」という特性のために、今なお、生々しいフラッシュバックに悩まされ、情緒障害という二次障害でさらに苦しんでいる人たちが多くないのだそうです。

そして次に、支援についてのお話がありました。二次障害がまったく無い、アメリカ・ノースカロライナ州での取り組み、そして失敗を元に、ノースカロライナ州を手本としたデンマークでの取り組みのことにも触れました。

私が、この講演で一番心に残ったことは、

発達障害のまま幸福に生きる

ということです。

親も、先生も、また周囲の人々も、子どもに対して愛情があります。
でも、そこには自己愛も含まれるため、「この子のために寄り添う」という本当の愛情をかけることが難しい。自己愛があるがゆえに、(バランスを崩し)子どもに弱点があれば、そこに目が行ってしまうことが多くなり、無理やり治そうとしてしまうし、良かれと思って、矯正しようとしてしまう。それより優れたところを伸ばしていくことで、弱点が気にならなくなっていくような、そんな援助をしていくことが大切だというのです。

これは、すべての子どもたちが求めている援助だと、私は思います。が、特に発達障害の子どもたちは、よき理解者を求めているのだと思います。

「発達障害のまま幸せに生きる」を考えることは、
私は<わたし>のまま幸せに生きることにつながるように思えます。
一緒に考えて、理解するよう努力し、ともに生きていきたいと思いました。

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